現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

もう梅雨明けと中耕除草とアキアカネが田んぼからわらわらと飛び立つことと川口ユディさん

 ↓梅雨明けの日の朝の空。

 ↓梅雨明けの日の中耕除草する田んぼ。

 ↓梅雨明けの日の田んぼと中耕除草機。

 ↓中耕除草しているときの夕暮れの影

 なんだか書きたいことはたくさんあったのですが、早起きの日々と昼寝の日々と早寝の日々が重なって、ブログを書いている時間がとれませんでした。うーむ。

27日(月)
 終日、有機栽培の圃場の最後の中耕除草と畦畔の草刈り。暑い。
 梅雨入りしたのはいつだっけ?もう梅雨明けしたような空の色なんですけど。中休み?今日も午後は湖西の方で雨雲レーダーが真っ赤になっている入道雲が写っていて、これはこっちに流れてくるな、と思っていたら琵琶湖の上で勢力がぐっと弱まったようで、雨は降りましたが、ま、降ったというだけの雨が10分ほどポツポツという感じでした。湖西の方はでもけっこう降ったはず。
 あ、と思ったら、関東甲信と東海九州南部も梅雨明けしたんですね。異例の早さだそうですね。なるほど。このまま確定されれば、過去最も短い梅雨らしいです。うーむ。
 40年前に釣り師たちが「おかしい、おかしい。釣れない。」と言い始め、そして20年ほど前からは百姓たちも「おかしい、おかしい。天気がおかしい。」と言い始めているんですが。


 東京電力管内では電力が足りなくなるかもと節電が呼びかけられていますね。うーむ。
 「過去100年間に地球全体の平均気温は0.3~0.6度と急激に上昇しており、現在のペースで温室効果ガスが増え続けると、2100年には平均気温が約2度上昇すると予測されています。」という噂ですけれど、平均気温が0.3~0.6度上昇しただけで、今のこのありようなので、これが2度上昇するとなると、どうなるんでしょうね。いろいろシュミレーションがなされていますが・・・・。農業は根本的に変らざるを得ないでしょうね。2100年には日本も亜熱帯になるのでは?とかいわれています。大陸では砂漠化が進むところも多いようですし、食料不足になりそうな気配は濃厚ですね。2100年は80年後ですけれど、80年後にポンと2度上がるわけではなくて、これからジワジワガンガンと上がっていくわけですから。うーむ。海面上昇で海に沈んでしまう、というところは深刻に考えておられることと思いますが、概ねみなさん、なんとかなるだろう、という感じですね。なんとかならなくては困るのですが。危機感としては、やはり釣り師、それから百姓という感じでしょうか。そうでもない?

 朝、中耕除草していたら、わらわらと羽化したばかりと思われるアキアカネが中耕除草機の前からわらわらと飛び立つんですけれど・・・。YouTubeにアップしたら、ぜんぜん写っていないの(笑)。iPhoneで撮ったときにはけっこう写っているんですけれど。まあ、いいです。いいもんですな。わらわら飛び立つアキアカネ。夏型。秋には真っ赤になって山から戻ってきてくれることでしょう。


28日(火)
 今日は近畿、中国、四国、九州北部、北陸の各地方が梅雨明けということです。気象庁は「梅雨明けしたとみられる」と発表していましたが、なんだか自信なさげですね。以前は「梅雨明け宣言」とかいってわりと高らかだったはずなんですが、ま、判定が難しくなってきたんでしょうね。これも温暖化の影響でしょうか。
 今日は夕立の気配がありましたが、今日はまったく気配もなく、ただただ、ずっと暑かったです。

 山登りにはまっていた頃は、梅雨明けと聞くと、夏山へいきたくなりました。「梅雨明け十日」といって梅雨明け宣言から10日間ほどは山の天気が比較的安定するのです。ラジオで下界の猛暑の様子をききつつ、雲上のテント場でビールを飲みながら満天の星を眺めたのが、なんとも懐かしい。もう登れないかな?中高年の登山がブームになったこともあったしな、ゆっくり登れば、大丈夫かな?でももはや一緒に登ってくれる人もいない。でも上高地瀟洒でオシャレなホテルには泊まってみたいな(笑)。いつも上高地でもテント泊だったし。ま、それはそれで楽しいのだが(笑)。

29日(水)
 今日も早起きして田んぼに出る。朝飯前に有機栽培の田んぼの最後の中耕除草。あんまり遅くまで中耕除草するとイネの横根まで切ってしまうことになるので、まあ、少々はいいんでしょうけれど、今日を最後としたいと思います。
それにしても暑い。今日は最高気温が34.8度だとか。ここのところ風もあまり吹かないし。でも桂米朝さんの落語で覚えた「極楽の余り風」がときどき吹くんですよねぇ(笑)。
 長男は私と入れ違いにもっとも暑い時間帯に向けて水田の溝切りに出ていってくれました。ま、田植え用のゴム長を履くのでそうなるのでしょうけれど、まあ、まだ若いのである意味体力勝負ですけれど、お天気には勝てないので、長続きはできませんね。ええ、早起きしてください。そして昼寝して、早寝してください。そのうちわかってくると思いますけれど。


秋山翔吾なんとカープにやってくるという。なるほど。

 「日本の温泉交流で得たものは」
 NHKの「ラジオ深夜便」の火曜日の午前4時代の「明日への言葉」でフリージャーナリストの川口ユディさんが下手な日本語で、ものすごく元気に上手にやさしく日本のスバラシサを語っていました。私は朝、目が覚めてすぐ聴いたのですが、泣けてきて、泣けてきて。確かに日本の年寄りは宝ですよ。聞き手のディレクターは上手な日本語で賢いのだろうけれど、バカに聞こえる、っていうのは冗談です。バカなフリをしているのでしょうね。
要は、日本人より日本の良さを上手に語っておられます。私も日本人の素晴らしさをずっと信じてきたのですが、田んぼや田んぼ脇の道路に投げ捨てられてたゴミを見つけたりするたびに、「美しい日本」なんて、わしはもう信じないからな!と思っています。公序良俗って言葉は10代で覚えたのですが、民法第90条は「公の秩序又は善良の風俗に反する法律行為は、無効とする。」としていますよね。いや、法律のことはわからないです。知らないです。でも公序良俗って、日本に今でもあるのか?と思いたくなるのです。
「日本の年寄りから礼儀正しい生き方を学んでそういうおばあちゃんになりたいといつも思います。」
「日本人は働き者です。今の日本を復興させたのは、今の年寄りで、日本の宝物は年寄りだと思います。疲れた身体を温泉に入って疲れを取る、そして日本の宝物に会いたいから温泉に行くというような感じです。」
 言葉とは不思議です。川口ユディさんの日本語はときどき変な日本語ですけど、私の心を揺さぶるのでした。
 あー、スーパーセブンで温泉巡りしたいな(笑)。川口ユディさんの下手なのか上手なのかわからない日本語のファンになってしまいました。『人生は温泉です。』なんてハンガリーの人に言われると笑えてしまいますけれど、わかります(笑)。下手な日本語の端々に日本への愛を感じます。ええ、何度も「下手な日本語」と書きましたが、本当は最高に上手な日本語です。今、ちょうど選挙ですけど、賢くて立派な立候補者の話す日本語の少なくとも3倍は上手な達意の日本語です。
ええ、川口ユディさんの発言がわりと右がかりの雑誌等で紹介されているのもネット検索で知りましたが、でも、発言はまともだと思って読みました。
 


 ああ、いいねぇ。鮎。ニュースであちこち鮎釣りも解禁になっているようですね。