現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

お伊勢参りと松阪牛


12日(土)
いい天気。
午前中は年に一度の農業用のプラスチック廃棄物の回収の日なので、肥料袋や古くなってきた畔波シートなどを回収してもらう。
それから長浜ドームの農機の展示会へ。持参したお米の食味品質を見てもらったり、農機を見て歩いたり、ロータリーの爪や刈払機の替え刃なんかを買ったりする。
お米の食味品質は、とてもよくてS評価。ただちょっと外観品質で未熟粒が多かったです。もうすこし選別網に流す量を絞った方がよかったかもしれません。
午後は、トラクタに付けた散布機のノズルをはずしたり、シーダーの掃除など。



13日(日)
今日もいい天気。今日は隣組の懇親バス旅行で、伊勢方面へ。松阪牛のすき焼をいただき、お伊勢さんにお参りして、あれこれお礼を申してきました。
伊勢神宮は小学校の修学旅行以来、四十数年ぶり。あの時は外宮から内宮へと参ったと思うのですが、今回は内宮だけのお参りでした。
絶好の行楽日和でしたし、日曜だし、秋の旅行シーズンの始まりということらしいですが、たいへんな人出です。
それにしても、参道のお土産屋さんの賑わいったら、久しぶりにあんな人込みの中を歩きましたわ。
帰りは高速道路も渋滞しそうだという予想通り、渋滞に引っかかりかけたのですが、バスの運転手さんの機転で、一旦高速から降りて、ジャンクションをショートカットする国道を走るコースに変更。おかげで大きな渋滞に引っかかることなく、概ね予定通りに帰ってくることができました。
それにしても帰りに寄ったお土産屋さんでも、次々に観光バスが到着して、まあまあまあまあ、すごい人。「赤福」も「磯揚げまる天」も行列。じゃんじゃん飛ぶように売れるとは、このことだな、と思いましたわ。
「もし、わしが社長で、あの売れ行きを見たら、笑いがとまらんやろけどな」とバスの中で話しておりました。ま、毎日、いつもあんな売れ行きじゃないと思いますが。


あ、松阪牛のすき焼は、やわらかくて絶品でした。


伊勢参りというと上方落語では東の旅ですね。喜六清八の二人連れが街道を東へ取り、奈良を見物して、伊勢へ参詣。帰りは東海道を通り、大津へはいり、京都からは三十石の夜船で大坂へ戻る一連の噺です。僕は個人的には枝雀さんの「七度狐」が好きだけど、「煮売屋」とかもスタンダードですね。そんなことを思いながらバスに乗ったのですが、おばちゃんのバスガイドさんの幅広い知識には脱帽。私はずっと感心して聞いておりました。例えば、高月町山本山竜王町の三上山と奈良の三輪山は地図上で一直線に並ぶのだそうです。で三つ野の麓にはそれぞれ物部という名前の集落があるんだとか。うんうん、ありますね。話は蘇我氏物部氏の対立へと発展していくのですが、おもしろい話でした。あ、穴太衆、穴太積みの話のよかったな。いやー、素晴らしいバスガイドさんでしたわ。


ああ、でも天気は良かったけれど、慣れない人ごみを歩いたからか、ちと疲れました(笑)。


枝雀さんの七度狐を貼ろうかと思いましたが、「東の旅」がありましたので、こちらで。