現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

謹賀新年。本年もよろしくお願いいたします。

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

31日(土) 大晦日
午前中は、掃除。午後はお米を配達に行き、その帰りにブックオフで本を処分。いやはやけっこう混んでいて買い取り価格の計算に一時間ほどかかるというので、隣の新刊の本屋さんであれこれ立ち読みなど。一時間してブックオフのカウンターに行くと、本を持ってきた人がいて、「一時間半ほど時間がかかります」と店員さんに言われてました。むふふふ。そのあと酒屋さんによって、お正月のお酒とビールを買う。家に帰ってからもさらに部屋の掃除など。


1日(日) 元旦
弟の一家が帰ってきたので、あれこれ飲む。


2日(月)
朝、暗いうちからバタバタ。生老病死ということでいうと、お正月もお盆も関係ありませんな。
夕方から奥さんの実家に新年の挨拶に子供たちといく。たくさんのご馳走が待っていた(笑)。


3日(火)
なんだか曇りときどき雨という感じ。でもあまり寒い感じもしないのでありがたい。


4日(水)
今日も同じような天気。
奥さんは今日から仕事だしアルバイトに出る子どももいるのだが、僕はまだ正月気分(笑)。


と、このお正月に撮った写真を並べてみて、なんとなく正月気分を醸し出そうとしているのだが・・・。発見というか、なんというか、庭の紅梅の枝に小さな芽が付いていたのだが、これがなんとなく膨らみかけている気配であること。散歩の途中のナラガシワもなんとなく芽が大きくなっているような気がしたことか。
寒さの本番はこれからだが、冬至を過ぎ、正月になっているので、たぶん日照の具合はずいぶん変わってきているのだろうと思われる。そういうことをとても敏感に感じ取るセンサーが植物にはあるんだなぁ。動物というか、人間が感じる何万倍もの精度で感じるセンサーを持っているに違いないのだ。まあ、考えてみれば植物は歩き回ることができませんからね。24時間じっとしているわけですから、そういうことばかり考えたり計算したりしているのかもしれませんね。
「おい、なんだか明るいね。」「うん、昨日より30秒明るかったね。」「ほんまか?ぼかぁー、25秒だと思ったけどね。」「なんでやねん、ちょっと日の出の時にケヤキの大木にかかって陰になったし、28秒やがな。」「ま、これからまだまだ雪の降る寒い日もあるやろけど、そろそろ枝先の芽に養分をおくっとかんならんわい。」「お日さんが当たらあると、枝先がしびれるようになってきましな。」などと。


弟の一家が帰ってきた時には、お寿司をとったりもしたので、嵐山光三郎の『寿司問答』(2002)というのを眺めたりしてみた。えー、そういえば僕は東京で蕎麦の名店にはいったことがあるけど、江戸前寿司のお店にはいったことがないぜ。この本は2002年に出たのだが、すでに「すきやばし次郎」が巻頭に出てきますな。もちろん東京の寿司屋が一番というわけではないのだが、江戸前寿司のあの職人さんの真っ白い出で立ちと短髪にきれいに剃り上げた顔や白い指の清潔感は、なにものにもかえがたい感じがしますね。って、まあ全国どこでもお寿司屋さんはそうだな。
あと『自然栽培』の最新号を眺める。特集は「料理人は畑に行く!」というわけで、名のあるシェフが自然栽培の食材を求めて生産者と話をしたり畑を見にいって、気に入った農家から直接購入するというような話。なるほど。