現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

快晴の一日と荒起しと坂本龍一『async』



朝から快晴の一日。何枚かiPhoneで写真を撮ったけれど、どれも青空が美しかった。
朝、苗代の確認をして、その後はトラクタで荒起しなど。
去年、転作で大豆を作付けした田んぼなどは、秋に耕起してあるのだが、ずいぶん草も生えてきているので、もう一度荒起しというか鋤き直している。
上の画像の麦は隣村の六条大麦で品種はファイバースノウ。もう穂が出ていました。二毛作に取り組まれるようで、大麦の刈り取りをしたあとに田植えをされる予定のようです。うちの小麦はまだ穂が出ていません。もうすぐ出てくるかな?


ラクタに乗りながらラジオを点けると、FM放送の受信状況がもう一つよくないので、AM放送を聞いていた。クラシック音楽の番組やら国会議員の討論会や歌番組を聴いていたが、午後からはふっと思い出して競馬中継にチューニング。もちろん馬券は買っていない。しかしなんだな、馬のことがよくわからないなら、騎手で買え、という話もあるが、今ならルメールデムーロの乗っている馬を買うのがいいんじゃないかと思った。って、そんなことみんな知っているか。強い馬の馬主も調教師も、せっかくならいい騎手に乗ってもらいたいと思うから、強い馬に乗る確率も高くなりますわな。



坂本龍一『async』がアマゾンから届く。8年ぶりのオリジナルアルバムです。前作『out of noise』も、ちと変わったアルバムでしたが、『async』はさらにちと変わったアルバムになっているが、僕は好きです。アマゾンのカスタマーレビューでは、いろいろ意見が分かれていて、さてさて、と思って聴きましたが、どうしてどうして、おもしろいし美しいとも思います。70年代にセシルテーラーやオーネットコールマン、あとプログレッシブロックを聴いてきた耳には、なかなか上品な気配もします。
『async』は「非同期」という意味だそうですが、ネットで検索していたら、先日の19日にNHKの『クローズアップ現代+』で「坂本龍一 分断された世界で」という番組があったようなので、オンデマンドで観てみました。簡単な記事もありますね。おもしろかったです。キャスターの武田真一さんは、普段ニュースを読んでいるアナウンサーですが、なかなか的確な質問をしているような気がしました。
昔、『朝日ジャーナル』という雑誌で筑紫哲也氏がインタビューした記事が連載されていました。『若者たちの神々』です。1984年から1985年にかけての連載だったようです。僕は最初の浅田彰の記事こそ読み逃しましたが、糸井重里藤原新也坂本龍一と続けて読みました。若者たちの神々とは大げさな、と思いましたが、でもまあ、なるほどなぁ、とも思ったのを覚えています。もっともその後に登場する人物には、けっ、何が神々だ!?と思うことも度々あったのですが。
ま、でもそんなこんなで坂本龍一(ええ、教授ですけど。)YMOの『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』からずっと聴いているような気がします。
上原ひろみのピアノを聴くようになってから、音楽全般についてBGM的に聞くのではなく、わりと集中して聴くような感じになってきているのかも。一時は、すべてがBGM的に聴くような感じだったのですが。ええ、坂本龍一『async』がおもしろかったという話です。