現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

暑い日々と大豆の芽と「みどり豊」の完売


前回、長浜は最高気温が33.2℃で今年最高を記録して暑いぜ、と言うようなことを書いたら、何いってるの、富山は37℃よ、とか、山形なんか36℃だぜ、とか札幌だって32.5℃ですよ、などと、滋賀県より北の地方から最高気温自慢(?)が次々と届いてきてうれしくなってしまった(笑)。なんなんでしょうね。ええ、お暑うございます。ちなみに首都東京の11日の最高気温は31.1℃でした。むふふふ。皆さん、首都東京に勝ってますよ。


で、本日13日の長浜市の最高気温は33.8℃で今年の最高気温を更新。富山は31.4℃、山形は31.9℃、札幌は33.1℃、東京は33.4℃。うーむ僅差で勝ちました(笑)。
でも今日の最高気温の上位は、1位京都府福智山35.9℃、2位北海道十勝地方本別35.8℃、3位高知県江川崎35.7℃、4位北海道十勝地方駒場35.7℃、5位北海道十勝地方足寄35.7℃、で、8位が北海道帯広で35.3℃、さらに10位は北海道女満別35.2℃ということでした。ベスト10に北海道が五つも入っている。どうなっているんですか?ちなみに沖縄の那覇は33.3℃だったもよう。うーむ。日本列島が南から北まで亜熱帯になってますな。



12日(水)
午前中は畦畔の草刈りと昨日溝切りした田んぼの尻水戸と溝を繋いで落水。
午後は自然農法技術交流会に参加。同じ長浜市(旧T町)のY農園さんの田んぼをいくつか見せていただいたり、冷房の効いた会議室であれこれ教えていただいたり。とても刺激になりました。
抑草・除草が参加されていた方の大きな関心事なんですが、さまざまな要因が複雑に絡み合っているので、うまくいったりいかなかったり、科学的に検証しようとしても、自然相手のことなので、なかなか同じ条件がそろわないのが、難しいところです。気温とか水温とか微生物の数とか雑草の種の量とか品種とか、状態とか、なかなかすぐにパッと見てわかるものでもないので。でも多様な生物の中で育てる、賑やかに育てるというのが、やっぱりいいんじゃないか、っていう気は強くしました。


先日播種した大豆の芽が出てきました。うーむ。命の不思議。順調に大きくなってほしい。去年までは一粒づつ播種する設定にしておいたのだが、(えーっと、播種量を減らして、一本の大豆の茎を太く大きくしようと思っていたのです。風雨に負けないように。)でも今年は、父がやっていたように二粒づつ播種する設定にしてみました。(えーっと、収量と抑草のことを、ま、ちょっと考えてみました。)でもこの写真を見てみると、三粒落ちていることがわかりますね。ちょっと小さな大豆だったのかも。なかなか、思い通りにはいきません。


今年はじめてのトウモロコシが出来たと母が茹でてくれた。毎年、カラスにつつかれる被害がでるのだが、今のところ大丈夫みたい。


13日(木)
午前中は精米など。
午後は畦畔の草刈り。


そういえば、思い出したが、昨日Y農園さんの圃場を見せてもらうときに、クルマを出してほしい、と言われました。ええ、参加者は近畿圏が中心ですが遠くは徳島県とか富山県からも参加しておられる方がおられます。クルマに乗り合わせて回るということなんですね。うちのクルマは8人乗りのワゴンですからこういうことには都合がいいわけです。
ところがうちのワゴンはもう10年近くエアコンが壊れたままです。乗って下さる方に「すみません。エアコンが壊れてるんです。」というと「ほう、自然の風を楽しんでおられるんですか?」などと逆に質問されたりするところが、なるほど自然農法の研修会に参加される農家さんだと思ったけれど、ま、ナンテコッタイ!と思われた方もおられたことでしょう。サンルーフもあるので、とにかく開くところは全開にしました。
先日、娘を朝送ることがあったのですが、いつものように窓を全開にして走っていると、「暑ッ!お父さんのこのクルマだけやで、窓開けて走っているの。」という。まあすれ違うクルマは朝から窓を閉め切っている。もちろんエアコンをつけているのが・・・。「あーた、こうやって窓を開けて、窓枠のところに肘をのせるようにして運転するのが、カッコええんよ。走れば風が入ってくるし。」と、やせ我慢して、1960年代に流行したスタイルを提案してみたが、娘の反応はない。「ひょっとして、もしやけど、お父さん、オープンカーのスポーツカー買うたら、ブインブインと毎日でも学校まで送ったるでな。」「絶対、いややし。」と予想通りの返事が返ってきた。「まあ、オープンエアマインドちゅうもんよ。」とつぶやいてはみたが、そういう英語はないかもしれないな、と思いつつニヤリとしてみる。紫外線や暑さ(あるいは寒さ)、日焼け(あるいは霜焼け)をもろともせず、屋外で露地で自然の風を受けながら栽培するのが仕事だぜ、とやせ我慢してみるぜ。というストイックな感じがカッコいいぜ(笑)。この時期、水分補給と休憩と昼寝を忘れてはいけない。昼寝というとなにか怠惰だが、シエスタというとどこかカッコいいぜ(笑)。
と、日本語も文体も崩壊している文章だが、ま、いつものことだな。


28年産の「みどり豊」も本日完売いたしました。ありがとうございました。無農薬の圃場も明日は溝切りをして落水するかもしれません。収穫までもう二ヶ月ほどになりました。落水して中干しに入りますと、あとは畦畔の草刈りが主な仕事になりますね。
稲も暑さに負けず頑張ってほしいです。