現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

このところの雨と尻水戸に溝を切ることととカープとオナモミ


24日(火)
今日は雨は降らなかったが、曇り空。陽射しがないし、寒い!明日は午前中雨らしいし、どうなってるんよ。週末はまた台風かも・・・なんて話もあるし。田んぼが乾かないので、なんとも小麦の播種の準備が進まない。


午前中は農協で振込をしたり、若いお母さんお二人と話をしたり。若いお母さんは子育ての盛りなのであれこれバタバタと忙しいということだったのだが、仲良しのお二人が時間を合わせてお米を買いにきてくださいました。たくさん買ってくださってありがたいことでした。子育て奮闘中の楽しいお話が聞けました。辻井農園のお米がおいしいとモリモリ食べているというお子さん達の話もありがたくうれしことでした。


午後は畦畔の草刈りに出る。圃場は水浸しです。

朝の散歩の時に撮った写真三枚。左からオナモミ・畑に出たキノコ・葉が出てきたヒガンバナオナモミは子どもの頃よく友達の服に投げてひっつけた“ひつきんぼ”の一つですね。マジックテープはこのオナモミをヒントに作られたとか。漢字で書くと「螈耳」「巻耳」なんて字を当てるのだそうです。僕の使っている日本語変換ソフト「かわせみ2」は“おなもみ”で変換すると「葹」という漢字に変換してくれます。あわてて「漢辞海」で調べてみたら、なるほど、載っていました。言葉の由来をネット検索してみましたら、

漢方では漢名:蒼耳(そうじ)、和名:奈毛美(なもみ)といわれ、 切り口や虫さされには葉を揉んで付けるとよい。
オナモミの名の由来は、生揉(なもみ)で毒蛇に噛まれたときなどに、生の葉をもんで傷口につけると痛みが和らぐことから由来します。
果実が衣服に付くことを、ナズム(滞り、引っかかるという意味)といい、ナズムから転訛(てんか)して、ナモミになり、雌ナモミに対して、雄ナモミ(オナモミ)に由来するともいわれます。 オオオナモミは茎が赤茶色で葉の先端がとがってる。

なんて説明を見つけました。まあ、いろいろあるみたいですね。好きな“ひつきんぼ”ですが、とても強力で動物の毛はもちろんでしょうけれど、人間の髪の毛なんかにもひっついてしまうと取るのに苦労します。


夜、プロ野球クライマックスシリーズベイスターズカープをラジオで聴きながら、万年筆の水洗いやら掃除をする。
ああ、カープ残念でした。ペナントレース中に4連敗は何度あった?ここにきて4連敗とは。ちょっと攻撃がちぐはぐでしたな。うちのテレビでは中継がなかったので、ラジオでずっと聴いていたのだが、カープがピンチになると球場のファンから応援の拍手が聞こえてくるのに泣かせられる。昔、小学校の運動会では、村の子供たちが走るとおばちゃんやおばあちゃんが拍手して応援していたけど、いいなぁ。にわかカープファンの私ですが、春からずっと楽しませてもらいました。ありがたいことでした。



25日(水)
朝まで雨。午前中は曇り。午後は陽射しも少し。
午前中は机周りの整理と農協など。
午後は畦畔の草刈りと小麦を播種する水の溜まった圃場が早く排水するために尻水戸まわりに溝をスコップで掘ったりする。
田んぼで話した農家も、雨がよく降って田んぼが乾かないと恨み節。まあ天気に文句をいっても仕方がないが、一言いいたくなるのはわかります。ええ、クライマックスシリーズで負けて日本シリーズに出られないのを嘆いても仕方がないのといっしょですな。
そんなこんなで長浜市の9月と10月の最高気温と降水量をグラフにしてみました。この前の台風21号の降水量のすごさがわかりますね。座標のメモリは100mmまでなんですが、遥かに振り切って187mmになってますね。いやはや。それに稲刈りや籾擦りを終えてから、毎日雨が降っていることがわかりますね。日毎の集計の切り替わりが午前0時ですから区切りは微妙ですが。まあ、これでは田んぼは乾きませんね。近所の農家から恨み節がでるのも当然かもしれませんね。


「きぬむすめ」という良食味のお米の品種がありますが、なんとなくここのところよく名前を聞きますな。うーむ。