現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

幼穂を確認して穂肥をやることと畦畔の草刈り

マックス・ジョゼフ監督『WE ARE YOUR


11日(水)
朝、田回りの時に五月の五日に田植えした「コシヒカリ」の圃場に入って、幼穂を確認する。ええ、茎の中に穂のちっちゃいのができてきているんですね。これから稲は穂を作りますので、大きないい穂ができるように肥料をあげます。あまり早くから肥料をやると、茎や葉っぱばかり大きくなってしまって、柔らかくなり倒れやすくなってしまいます。肥料(窒素)が足りないとその分収量が減ります。もっとも足りないくらいが食味は上がりやすいんですけどね。無農薬のお米には追肥はしていません。
(肝心の幼穂を調べた画像を載せるのを忘れていました。一本茎をとり、カッターナイフで削ってゆくと、一番上の節のところに白いのが見えますが、これが幼穂です。親指の先あたり。良ーく観ると、すでにちいさな穂ができかかっています。)


夕方は畦畔の草刈り。



12日(木)
終日、畦畔の草刈り。
本当は大豆の播種をする予定だったのだが、夜のうちに少し雨が降ったこと、朝もポツポツとときどき雨が落ちてきたこと。もちろん、ほんの少し土を湿らせたぐらいの雨だったのだが。
で、播種は一日、遅らせることに。いや、午前中は雲が多かったです。午後は陽射しが出てきましたが、風が少しあってありがたかったです。



お昼に、昼寝をやめて、マックス・ジョゼフ監督『WE ARE YOUR FRIENDS』(2015)をiTunesで観る。主演はザック・エフロン。うーむ、なんだか若い頃のアラン・ドロンに顔が似ている(笑)。青春映画ですな。思いのほか楽しめました。ま、50の半ばを超えたおっちゃんの観る映画ではないのだが・・・。「這い上がれるか!?」とか、なんか私も若い頃に考えていたような(笑)。若い頃は自分がどこに立っているのか、どこにいるのか、ということもなかなかわからないのでありますな。根拠のない自信と常に湧き上がってくる不安の日々ですから(笑)。でもそれがいいんですな。それがいいんです。独り立ちできる人間になりたいと思いながら、世の中に流されまくって、流れ流れた結果がこんな私になってしまいました(笑)。フェラーリを乗り回す大金持ちと稲の幼穂の長さを確認して穂肥をうつ百姓の数と、どちらが多いんだろう?(笑)。フェラーリを乗り回す大金持ちには這い上がれなかったけれど、幼穂を確認しようとするような、稲を観察しようとする百姓にはなんとかなれた。しかしなんだな、クラブDJって、やっぱりもうひとつよくわからないな(笑)。
ヒロインのエミリー・ラタコウスキーがとてもよかったのだが・・・。踊るシーンとか。さすがにモデルさんなんですな。『ゴーン・ガール』にも出ていたのか・・・。うーむ。まったく覚えていないが・・・。ウェス・ベントリーもどこかで見た顔だと思っていたが、そうか、『インターステラー』だったのか。

日本農業新聞の今朝の記事。あれこれ思うところはありますが・・・。「奥の松」は20年ほど前に(もっとか?)吟醸酒を飲んだ記録があるのですが、当時は飲んだ日本酒のデータベースをハイパーカードで作っていたのです。どうもその時に書き込んだ感想は、もう一つだったようですが、そうか、そうか、おめでとうございます。おいしい日本酒は、本当に日本の宝で、そういえば『WE ARE YOUR FRIENDS』の映画の中でも寿司店で日本酒を飲んでいるらしいシーンが一瞬でしたがありましたな。地元の自慢の寿司店なんですな。