現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

コンプレッサーの修理と0次健診


10日(金)
午前中は田回り。あちこち田んぼの様子や水の様子を見て回る。それから精米など。
午後はH社の技術者が一人、コンプレッサーの修理に来てくれる。三時間ほどかかるという。修理というかほとんど分解掃除、オーバーホールと言ってもいいくらいだ。若いわりにテキパキと作業をしていくので、この仕事は何年目?と尋ねると、12年目です、とのこと。今年30歳で、工業高校を卒業して入社したとのこと。コンプレッサーを専門にずっとやらせてもらってきて、こういう小さいものから、大きいものだと家ぐらいあるやつまで、扱えるようになってきたとのことでした。「そんな大きなのもあるの?」「ありますよ。工場なんかでも使いますからね。」「H社だと、たくさんお給料もでる?」「うちはH社のグループ企業ですからね。それに肩書きがつかないと、ぜんぜんですよ。せめて主任くらいにはなりたいですけどね。」「30歳では、まだ難しいの?」「そうですね、もう数年、40くらいになってくると、肩書きがついていいんですけどね。」などととてもフランクに話をしてくれて、話をしながらも、一度ばらしたピストンやらクランクやらを磨きながら、クランクの中のオイル交換、ピストンリングの交換もしてくれて、ピカピカにして組み上げてくれました。すばらしい。
故障の原因はドレンの水抜きが不十分だったからみたいです。たくさんの空気を圧縮すると含まれていた水蒸気も同時に圧縮されますし、圧縮されて高温になった圧縮空気が配管の中で冷やされると、飽和水蒸気量を超えますので水滴になります。ですから定期的にドレン(基本的に水ですが、タンクの中の錆なんかも混じって赤茶色になっています。)を抜かなければいけないのは知っていたし、たびたび抜いてきていたんですが、・・・。そういえば、昨秋に使ったときにドレン抜きをしていなかったような気がしてきました。ドレンがたくさん溜まるとタンクの中の圧縮空気量も少なくなってしまいますし、クランクやピストンの油系のほうにまで、水が混じってくると故障します、ということでした。やれやれ、僕の管理ミスということらしい。


ま、ちょっと落ち込みながら、夕方から畦畔の草刈りに出る。



11日(土)
今日は弟の家族が帰省してくるので、朝飯前に畦畔の草刈りから10時に戻ってきて、ビールを買いにいっていたら、高速バスで東京から大津へ帰ってくる予定の甥っ子が、高速道路が渋滞していて、朝の六時には大津に着いているはずが、10時をすぎてもまだ養老なので、サービスエリアで途中下車しようと思うけれども、迎えに来てもらえるでしょうか?と電話がはいる。迎えにいくので、下車するように伝えて、養老まで迎えに行く。思いがけないドライブとなったが、山下達郎のヒット曲をカーステレオで次々ガンガンと鳴らしながら、夏の楽しいドライブとなった(笑)。養老サービスエリアまで往復で一時間半弱というところでした。たしかに名神高速の下り線は混んでいてのろのろ運転だったが、なにかあったのか?帰省ラッシュなのかな?
というわけで、午後はみんなで食事しながら歓談するはずなのだが、僕は長浜市の0次健診の予約をしてあるので、挨拶だけして、健診会場へ。0次健診は長浜市京都大学が提携して、定期的に健診してデータを集めて、生活習慣病などの予防や治療に役立てようというものです。無料であれこれけっこう細かい健診をしてもらえるので、僕も参加しています。血液検査があるので、朝ご飯も昼ご飯も抜いて、水とお茶だけで我慢してきたし、検診に都合2時間半ほどかかったので、家に帰り着いたときには、腹ぺこ。「なかなか帰ってこんで、検査で即入院ということになってるんやないかと心配したで。」と言うことでした。三時間遅れて食事に参加。弟の家族もみな元気そうでなによりでした。


12日(日)
午前中は精米など。
朝からなんとも蒸し暑い。午前中からあちこちに入道雲がむくむくと湧き上がっている。
午後は結局、雨らしい雨は降らなかったのだが、曇ってきて雷さんのゴロゴロが聞こえてくるようになったので、田んぼには出ず、たまっている事務仕事など。
とは書いたものの、昨日飲み過ぎたので、どうにも身体がしんどかったのでした。いやはや。