現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

村上RADIOの人生相談とデータベースの打ち込みなど



13日(水)
 今日は一日データ打ち込み日和というわけで。午前中はまず去年使ったデータベースをあれこれ手直し。午後はカチャカチャとキーボードを叩きまくってデータの打ち込み。ふーっ。
 夕方からはキーボードからペンに持ち替えて事務仕事。


 東京FMで村上春樹が「村上RADIO」というのをやっているらしい。友人が録音してくれていたのを聴かせてもらう。村上春樹の声を聴いたのは初めてのはずではないのだが、たぶん何かの賞をもらったときのコメントをテレビで観た記憶があるのですが、ラジオでは初めてかも。なんだか意外な声。意外な話し方。
 村上春樹がラブレターを書くコツを話していた。「僕らの時はもちろんインターネットとかメールとかなかったから、手紙しかないんですよね。でぇ、僕、結婚しまして、うちの奥さんに、なんで僕と結婚したのっつったら、僕がつきあってた人の中で手紙が一番うまかったら、って言ってて。ええ、うちの奥さんは女ばっかりの三人姉妹の真ん中なんだけど、ボーイフレンドから手紙が来ると全部三人姉妹で朗読して評価して点をつけるわけ。そんなかで僕が圧倒的に強くて、絶対村上くんがいいということになって結婚しました。だからね、手紙って大事なんスよ。あのー、ラブレターの書き方ですね。これはね、やっぱりコツがあるんです。もちろん文章がうまい方がいいんだけど、でも下手でもね、下手なりに書き方がありまして、僕の場合は、日常生活でおもしろいこと、楽しいことを集めておいて、それを手紙に書くンです。自分の思いをね、好きだとかなんとか書いちゃうと、受け取って読む方がシンドイんですよ、けっこう。だから、そういうことは控え目にして、おもしろいこと、楽しいことを手紙に書いて、で、ちょこっとそういう好きだよとかそういうのを書くわけ。それがコツなの。だからまずおもしろいこと、たのしいことをコレクションするというのが、まず第一になるわけ。」なるほど、なるほど(笑)。


 さらにリスナーからの人生相談にも応じてます。うーむ。どうなんだ?最近の作家の人生相談の流行はやはり村上春樹がおこしたものだろうかなぁ。「村上さんに聞いてみよう」シリーズもありましたしね。あるリスナーから少し離れたところに住んでいる人に、ずっと片思いしているのだが、その人に会いにいくべきかどうかを相談している。「僕としてはね、そんなに会いたければ会いに行くのが普通だと思いますね。それでもし混乱とか乱れが起こったとしてもね、それが人生だからさ、しょうがないじゃない。あの、人生というのはね、セックスと同じなのね。混乱もなく乱れもなくセックスが終えられたとしたら、それはやり方が間違ってるわけ。人生もおんなじで。混乱と乱れのない人生はやり方が間違ってるんです。あのねぇ、思い出をつくることはすごく大事なことなんです。思い出というのは燃料になるわけ、人生の。年取ってからその人生の燃料があるのとないのとでは、クオリティが違ってくるんです、人生の。だから思いきって会いに行きましょう。」なんて答えている。質問したリスナーの年齢は聴き忘れたけれどどうなんだろう。うーむ。



14日(木)
 朝、小谷山や湖北の山々の上のほうが白くなってた。平地のほうは雨だったみたいですな。
 朝のうちは精米など。お昼前に子どもが携帯の機種変更をしたいというのでソフトバンクのお店につれていく。やれやれ。今のiPhoneはほんとに高いなぁ。びっくりする。48回払いを選択。お店でデータの移行をお願いしたら、回線の都合で4時間ぐらいかかりそう、ということだったので、家で自分でやることにする。それにしても通信会社のお店の回線が遅くてデータ移行ができないなんて、それはないよ。
 帰ってきてからは、僕のパソコンを使ってデータの移行などをしてやる。最初は古いiMacを使ってやろうと思ったのだが、新しいマシンに慣れた身体にはあまりにモッサリしているので我慢がならなくなったのでありました。やれやれ。


 机の上のガラスの花瓶にいろんな花があれこれ無造作に挿してありました。これは桃の花?奥さんが買ってきたんだろうな。うーむ。
 それにしても、日が長くなってきました。ちょっと前は17時というと暗くなってきていたのに、今日はまだまだ明るい。ありがたいです。