現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

畔波シートをはずし畦畔の草刈りをしたことと『言の葉の庭』


 朝からよい天気。風は冷たいけど。硝子戸をしめて日の当たる縁側でゴロゴロしている長女は「今日はのくといわ。」と言っていた。「のくとい」といのは「温い」「あたたかい」「ぬくい」という意味の方言です。午前中は、農事組合の事務仕事。それから田んぼに出て畦畔の草刈りをしようと思ったが、まだ畔波シートを取り忘れていたので、せっせと畔からはがす作業。


 午後はまず芽を出してきたナタネに肥料を少しまく。風がそこそこ吹いていたのでまきにくい。それから日没まで畦畔の草刈り。腰の具合を気にしながらの作業だったが、なんとか大丈夫だった。しかしなんだな、天気はいいけど風は冷たいな。


 新海誠監督『言の葉の庭』(2013)をAmazonプライムで観る。46分のアニメ映画。たわいないと言えばたわいない映画ですが、若い美人の高校の国語の先生も出てきたりして、ちょっとドキドキしました(笑)。新海誠監督のアニメはコンピュータで写真や動画を取り込んで作っているのかな?でもとても美しいな。
 映画の中で問答歌が出てきました。『万葉集』の中の柿本人麻呂の歌ですね。

   雷神の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ
   雷神の 少し響みて 降らずとも 我は留らむ 妹し留めば

   雷が鳴って 雲が広がり 雨が降ってくれたら帰ろうとしているあなた きっと引き止められるのに
   雷が鳴らなくても 雨が降らなくても君が引き止めてくれたなら 僕はここにいるよ

 ジブリの『耳をすませば』の天沢聖司くんは中学三年生でヴァイオリン職人を目指していたけど、『言の葉の庭』の秋月孝雄くんは高校一年生で靴職人を目指してますな。なるほどねぇ。って言ってみたけど、特に意味はありません。


 美しい夕焼けでした。頑張って仕事をしていて、さてそろそろ仕舞おうかな、って思って顔を上げたら、美しい夕焼けがひろがっていたというのは、なかなか気分が盛り上がりますね(笑)。なんだか急に充実感が出てきたりします(笑)。
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ちょっと大根のところに緑をいれすぎました。実物はもう少し白い部分が多かったのです。