現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

「夜歩く」とそば打ちと白梅







22日(土)
 朝のうちは曇っていたけれど、その後雨。


 そういえば昨夜は総会のあと情報交歓会という名の懇親会があったのだが、酒を飲んでしまったので、クルマでは帰れない。総会の会場まで送ってくれるものがいなかったので、自分で運転してきてしまったのだ。仕方がないので、クルマを置いて歩いて帰ることにする。よく晴れていて、正面には北斗七星が右肩の後ろにはでっかいオリオン座が輝いておりました。左上のベテルギウスが昨秋から急激に暗くなってきているらしいが、ま、確かにすこし元気がない気がする(笑)。歩きなので最短コースをあれこれ考える。途中のある村で村の中に蔵がたくさんあることに気がつく。蔵が見えなくても白壁の家だったりする。
 おもわず立ち止まってスマホで撮ってみたりしたが、スマホのレンズではなかなかうまく写せない。
 そういえば昔『夜歩く』というディクスン・カーの文庫のミステリをいつも本屋さんの棚で気になっていました。何度も手には取ったはずだけれど、どういうわけか買わなかったと思う。なぜだろう?
 途中から汗をかいてしまったけれど、一時間10分速足で歩いて家に着く。またビールが飲みたくなりました(笑)。


 というわけで今日は朝から次男の引っ越しの手伝いで名古屋に行き、ムーヴに残りの最後の荷物を積んで帰る。明日の予習をかねて帰りに伊吹野蕎麦をいただく。


23日(日) 天皇誕生日
 今日は地域の「世代をつなぐ農村まるごと保全向上対策事業」の活動で「そば打ち体験」の日。昨日は他の役員さんに地域の農家の育てた蕎麦を挽いて小麦粉、蕎麦粉を2:8にしておいてもらったので、朝から畳の上にブルーシートを敷いたり、蕎麦打ちセットを並べて会場準備。9時から開始だったのですが、天気ももう一つで出足は鈍かったですが、一時間ぐらいするとたくさんの人で賑わいました。僕も二回蕎麦を打ちました。「そば打ち体験」は今年で三回目かな?四回目?でも年に一度しか打たないので、僕もなかなか上達はしません。
 会場では大鍋に湯をぐらぐらと煮立ててすぐに茹でられる準備をして、自分で打った蕎麦をその場ですぐに食べてもらうようにしています。なかなか細く均等に切るのは難しくて、うどんまではいかなくても太くなってしまいがちなんですが、それでも村の居酒屋のご主人の特製の蕎麦つゆで、挽きたて、打ちたて、茹でたてを、いただくので、おいしくないはずはないんですね。冷水でギュッとしめて「コシ」というか、プリプリの触感と蕎麦の香りを楽しんでおられました。
 持って帰った蕎麦を夕食に茹でてみたのですが、家族の皆さんは寡黙でした(笑)。奥さんが「ちょっと固い?」ということでしたが、あーた、このぷりぷりした感じ、それがコシの強さですがな、と言いたいところをグッとこらえてました(笑)。





24日(月) 振替休日
 朝から快晴。冷え込んだけれどヒバリが鳴いていた。
 午前中は精米など。長浜の郵便局の本局までドライブしたけれど、もう春本番かという陽気でした。ありがたいです。
 午後は読書を少し(笑)。
 夕方から知人の若いお母さん二人がやってきてあれこれおしゃべり。一人の方ははずっとうちのお米を食べてくださっているお客さんで、もう一人の方もご注文をいただいたのに、完売してしまっていたので申し訳ないことでした。この二人は仲良しさんなのですが、おしゃべりはヒートアップして楽しい時間でした。


 玄関の薔薇は10日目になるが、なかなか美しいまま。庭の白梅がだいぶほころんできた。青空に白梅。