現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

春雷と鳥居本の蕎麦屋と『マスカレード・ホテル』


 朝起きたら、湖北の山々が白くなっていた。朝の散歩の時に北西の空がみるみる真っ黒になったかと思ったら、ゴロゴロという音が聞こえだし、三度、大きな音がして、一度、大きな稲光が見えたけれど、まだちょっと距離があるようだった。と思ってあわてて帰ることにしたのだが、帰った頃に霰が降りだした。うーむ、春雷ですな。
 ま、終日、そんな具合で雨降ったり、雪が混じったり、霰になったりした。



 今日は次女に注文しておいた車が納車された。あいにくの天気ではあったが、ま、そういうことはあまり気にしない。さっそく保険に加入して、運転してみるというので、同乗させてもらう。買い物が終わったようなので、去年、鳥居本にできた古民家を改装した蕎麦屋に行ってみることにする。十割そばのお店で、旧中山道に面した古民家で、なかなか趣がありました。ええ、BGMにはミュートを効かせたマイルスのトランペットが静かに鳴っていました(笑)。なるほど。雨の平日のお昼どきで、お客さんもそこそこ入っておられました。次女は「ちょっと上品なお店?」と申しておりました。娘のこういう反応はうれしいものですね(笑)。
 盛りそばを大盛りにしてもらう。それにそば団子とだし巻きとそば豆腐の三品のCセットを。次女は冷たいとろろ蕎麦を。おいしくいただきました。次女は口の中が蕎麦の風味でいっぱい、とのことでした。私もとろろ蕎麦をすこしいただきましたが、おいしかったです。本当はたぶん吟味して置いてあるのだろう日本酒を飲みたかったけれど、あとで車の運転をしなくてはならなかったので、そば茶でガマン。このあたりが辛いところ(笑)。


 もちろん事務仕事にも励んだのですが、あーた、コンピュータ上の数字と通帳残高が合わない。やれやれ。


 夜、鈴木雅之監督『マスカレード・ホテル』(2019)を観る。主演は木村拓哉長澤まさみ。僕は楽しめました。ただストーリーはいささか単純な気がしました。複雑に見せようとしてはいますが、けっこう単純です。原作は東野圭吾なんですね。


 お蕎麦屋さんでマイルスデイビスのトランペットを聞いてしまったので、先ほどから『Relaxin'』と『Sketches of Spain』を聞きながら、蕎麦の絵を描いてみたけれど、なんだか最近、蕎麦の落書きばかり描いているような気がする。ま、いいんだが。