現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

田植えと最後の「コシヒカリ」を苗代に並べたことと白石加代子とあれこれ。


14日(木)
 終日、田植え。よく晴れました。
 奥さんが新しい麦わら帽子を買ってくれていたので、今日から被ってみる。
 農道の脇にヘラオオバコがいくつか咲いていた。ヨーロッパ原産の帰化植物らしい。下から花が咲き上がっていくんですよね。40cmくらい。子どもの頃もいたのかなぁ、最近よく見るなぁ。



15日(金)
 終日、曇り空。少し風。大麦が色づいてきました。
 午前中は最後の「コシヒカリ」の苗箱を出芽機から出して苗代に並べる。並べる場所は、すでに田植えして空いた一番最初の「コシヒカリ」を並べていたところに、また並べる。




 これで出芽機の出番も終わりなので、解体。午後には格納する。それからトラクタのドライブハローをまたロータリーに付け替える。また「こなし」作業がはじまる。
 で、田回り。それから歯医者さんへ。



白石加代子「百物語」シリーズ 筒井康隆作「五郎八航空」

 白石加代子の「百物語」シリーズは噂には聞いていたけれど、観たことも聞いたこともなかったが、なんとYouTubeで無料配信中だということをFacebookのお友達に教えてもらう。筒井康隆の「五郎八航空」。筒井康隆は20代の前半にいくつも読んだはずだが「五郎八航空」は覚えていない。うーむ。でも白石加代子、スバラシイですね。なるほどもんぺ姿に首に手ぬぐいスタイルかぁ。いいなぁ。


 これもFacebookでおしえていただいた「アフリカ出身・京都精華大サコ学長 コロナ問題でわかった「日本人のホンネ」」

 
 それからもう一つ。村本大輔「発信するということ」
 二つとも読んで私は元気が出ました(笑)。自分の頭で考えることが大事ですね。ま、自分の頭で考え、自分の足で歩いているつもりが、実は誰かの手のひらの上で躍らされているだけ、ということはよくあることですけれど(笑)。


 来年から田んぼを作ってもらえないか、という電話を今日もいただいた。先日は別の農家さんから今年で耕作面積を減らすので、その分を作ってもらえないか、という話をいただいていたのだ。来年の話なのですぐに返事をする必要もないのだが、・・・。
 母はもう耕作する田んぼを増やす必要はない、という。一番大事なのは健康に暮らすことで、バタバタやって体を壊すとなんにもならん。暮らしぶりも大事で、家の中はともかく家の周りはいつもきちんと片づけて整理整頓をして草むしりもし小奇麗にして暮らすこと。仕事がえらいと気がまわらなくなって、そういうことが疎かになる。バタバタと散らかった暮らしぶりだと、結局、最後まで散らかった暮らしで、働くだけ働くという暮らしになって、そうすると何をしてきたのかわからなくなる。やりたいこと好きなこともすこしやり、子育て、家族にも目を配り落ち着いて暮らさなあかん。貧乏ということだけで笑われることはないけれど、道理から外れると笑われる。最後は体を大事に健康に暮らすことやで、と。話は最初に戻り、今日もあーだこーだと話をしてくれた。ま、そんなことは80を越えた母に教えてもらわなくても、60に近づきつつある僕にもわかってはいるのだが、今は田植え時期でバタバタだし、父や母だってバタバタしてきたはずだし、なるようになるしかない、できることをできるようにするしかないのでありました。
 今日も父も母も苗代仕事を手伝ってくれたのだが、ありがたいことでした。