現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

大豆の播種と除草剤と『あやしい彼女』と『キャスト・アウェイ』と『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』


25日(木)
 朝一番に昨日播種した大豆の圃場に除草剤をまく。
 その後、大豆の播種。
 なんとか雨が降りだす前に予定していた圃場の播種を終える。ありがたい。


 午後は壊れたトラクタの散布機を農機センターのKくんにみてもらう。
 それから精米など。


 夜、水田伸生監督『あやしい彼女』(2016)を観る。多部ちゃんのための映画だけれど、ちとあちこちに無理があるような気がする(笑)。多部未華子倍賞美津子小林聡美というところが頑張っています。リメイク作品だったのか。なるほど。


26日(金)
 昨日の午後は雨が降ったり止んだりしてましたが、夜の間はそれほどは降らなかったようです。朝は一番に昨日と同様、昨日播種した大豆の圃場に除草剤をまく。


 斉藤倫『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』(福音館書店)読了。よかったです。小説のような、いい詩の紹介のような体裁の詩集だったのか。なるほど。紹介された詩はほとんど知らない詩ばかりでした。いや、詩人は知っていてもその詩人の詩を全部知っているわけでもないですし。
 ただ、びっくりしたことが一つ。岡田幸生という俳人の句集『句集 無伴奏』が紹介されていました。この句集は岡田幸生の第一句集で1996年に刊行されました。えーっと、当時はまだインターネットはあったのかな?パソコン通信の時代だったかもしれません。ニフティサーブのフォーラムかなにかで岡田幸生さんのことを知って、この句集を送ってもらったのでした。ところが今本棚を見回したけれど、この句集が出てこない。やれやれ。
 と、おもってもう一度探してみたら、見つかりました。『句集 無伴奏』。序を北田傀子が書いています。やはりニフティサーブでした。「詩のフォーラム」ですね。岡田幸生氏は1962年の氷見市出身です。年齢も近いし、富山の縁もあるし、たぶん「詩のフォーラム」に書き込まれていた自由律俳句がよくて、送ってもらったのだと思います。定価2000円とあるけど、買ったのかな。買ったんだろうな。いや、はっきり覚えていません。贈ってもらえるような関係ではなかったし。
 読んで、びっくりしたのを覚えています。碧梧桐、山頭火、井泉水、放哉なんかの自由律俳句を読んでいたのですが、なんだか自然に、違和感なく全部読めたのを覚えています。これがまた、斉藤倫の紹介している岡田幸生の自由律俳句がいいんだなぁ。


    無伴奏にして満開の桜だ


    ふと四月の爪伸びている


と二つだけここでは紹介しておきます。
 その後『句集 無伴奏』の評価は高く、2015年に新判が出されたりしてます。句集で新版が出るって、すごいよね。



 人は吠えるだろうか。たとえば。まあ、プロ野球の中継なんかで、ピンチを切り抜けたピッチャーが、思わずガッツポーズをしながら、大きな声を出したりすると、実況アナウンサーが、「吠えました!」などと言うときがありますが・・・。
 僕はご存知の通りビールが大好きなんですが、ビールを飲むとときどきゲップがでたりしますね。でませんか?もちろん僕も人前で大きなゲップを出すことはしませんが、風呂上がりにプロ野球中継を観ながらビールを飲んでいたりすると知らず知らず大きなゲップを出してしまうことがあるのですが、その時に、動物園のアシカの鳴き声か、ホエザルの鳴き声か、ライオンの欠伸か、サイのため息か、憂鬱そうなラクダの嘆きのような大きなゲップを出してしまって、家族に嫌がられているのですが、そういうときに半ば照れ隠しに、半ば本気で「吠えたった。」と言うのです。ええ、家族に嫌がられています(笑)。
 それはそうとして、カープ、ドラゴンズに快勝。大瀬良が開幕から2試合連続完投。スバラシイ!


 ロバート・ゼメキス監督『キャスト・アウェイ』(2000)を観る。主演はトム・ハンクス。なるほど。面白かったです。2000年の映画なので、トム・ハンクスも若いですな。うーむ。前半も素晴らしいけれど、後半もまたスバラシイですな。なかなか具体的なことは書き難いけど、やっぱりね、トム・ハンクスの演技はさすがです。
 ゼメキス監督と言えば『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』(1984)、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)、『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)なんかが評判だったけど、この作品以降はあまりゼメキスの話題が聞こえてこないけど、これは僕の問題か。