現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

終戦記念日と作業日誌とテレビドラマ『太陽の子』


 終戦記念日
 お盆ですけど、今日も暑かったですね。強烈な暑さでした。長浜は34.2度まで上がったそうです。高知県静岡県では39.7度まで上がったところもあったそうですから、34.2度もかすみますな(笑)。
 そんなこんなで今日は日没の頃に田回りしてあちこちに水を入れたが、あとは事務仕事に頑張る。作業日誌からあれこれデータを拾ってくる作業をしましたが、うーむ。どうすれば今後もうまく利用できる形式にすることが出来るのか、まだ手探り状態。
 これまで作業日誌はApple付属の「カレンダー」というソフトを使ってきました。いいソフトだし、わかりやすいし、入力もしやすくて良かったのだが、どこかに田んぼ毎の作業日誌を提出しなくてはならなくなると、やはりデータベースソフトの出番になるし、でも入力は「カレンダー」の方が三倍ぐらい楽なので、さてさて、どうしようか?ちょっと前ならAppleScriptを使う、というテがあったのだが、もうすっかり忘れているしなぁ(笑)。
 というわけで、今日は「測量野帳」にアナログで、手書きで書き込んで整理してみました。こういうことをしておくとデータベースの設計の時に役に立つような気がしているのです(笑)。


 終戦記念日なので新聞でもラジオでもテレビでもそれなりに番組が企画されていました。NHKのテレビドラマ『太陽の子』を観る。京都帝国大学で戦時中に「原子核爆弾」の研究がすすんでいた、ということを中心にした物語でしたが、ドラマとしては中途半端でいささかガッカリでした。
 僕は子どもの頃、よく父親と一緒にお風呂に入っていろいろな話を聞いたが、湯川秀樹博士のノーベル賞の話は何度も聞いた。もちろん父親に湯川博士の中間子理論が理解できていたはずはないのだが、なんでも物をどんどん小さく半分に、半分に、どんどん半分にしていったら、最後はどうなるか?もうこれ以上半分には出来ないというところまで、どんどん半分に切っていったら?という話は何度聞いたかわからない。分子、原子という言葉を教えてもらった。
 それと戦争は広島と長崎に原子爆弾を落とされて、降参したんやけど、日本でも京都大学でおなじように原爆の研究をしてたんやが、理屈はわかっても、戦争中のことやで実験する材料がなかなか揃わんで、実験が進まず、先にアメリカに原爆をつくられてしまったんや、という話も何度も聞かされていた。今日観たドラマ『太陽の子』でもおなじような話の展開だったのだが、父親はどこでそういう話を聞いてきたのだろう。
 ま、他にも風呂の中でいろいろ話を聞かされた。どこまでも数字がバラバラで繰り返しにならないで続いていく円周率のπとか√2とか√3の話も聞いたけれど、「なんで繰り返しにならずにずっと続いていくってわかるんやろなぁ?」と言ってました。無理数ということなんでしょうけれど、うーむ、だんだん書いている自分も自信がなくなってくるが、その数が無理数であるという証明って、どうするんでしたっけ?習ったような気もするが忘れてしまっている。背理法?って、背理法がすでにわからんのだが(笑)。


 今朝の中日新聞の「平和の俳句」