現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

乾燥機を組み立てて明日の大豆の刈り取りに備えることと宇良の居反り


 朝のうちは精米など。
 明日、大豆コンバインが借りられるので、午後は大豆用に箱型の乾燥機を組み立てる。
 それから大豆の畝間の草刈りに出る。明日が刈り取りになるのだが・・・。とにかく大豆が見えないことにはコンバインも動かしにくいですからね(笑)。なにはともあれ来年の大豆の種の分はなんとか収穫したいところ。最低限はね。あとは去年も一部そうしましたが、収穫せずにすき込んでしまうのも選択肢にいれています。というか収穫できるのなら収穫しますが、雑草に沈んだ大豆ですので、むずかしければ雑草もろともすき込んでしまって来年植え付ける水稲の肥料にするわけです。なぜ雑草に沈んだかというと除草剤を撒かなかったからです。肥料も無肥料ではありませんが発酵鶏糞をわずかにやっただけです。中耕除草は二回入りましたので、その分の燃料費や機械・部品の減価償却分はありますが、ま、そこは失敗分として反省あるのみですね。でも水稲元肥を減らしたり、無くしたりできれば、いいわけです。
と、自分を慰めるしかない(笑)。


 長男と一緒に乾燥機の組立作業しながら、「まあ、なんとか来年の種は採らんとな。」と言うと、「その種があかんのとちがうん?」とおっしゃる。うちの大豆はずっとオオツルという品種をずっと自家採種して使ってきているわけですが品種的には安定しています。ただ大粒のいい大豆は出荷してしまって、種には中粒を使うことも無きにしもあらずだったのですが、基本大粒を使うことにしています。もっともここ数年、大豆の豊作がないので、種の品質の下がり気味だったのかもしれません。でもそんなことより長男が大豆の不作の原因を自分なりに考えていたことに驚き感心してしまいました(笑)。そうそうそういう発想で農業をしていくのなら大丈夫。不作の原因は僕は麦や大豆のような畑作物は圃場の排水管理をしっかりとして湿気ないようにすることが一番だと思っています。今年の大豆は播種後雨が続いたので、発芽率が下って、それで雑草が茂ったということもあると思います。ま、無農薬だから茂ったとも考えられるけど。



 「うぉ!」宇良が「居反り」で勝ったとネットの大相撲速報で確認して、おもわず声を上げてしまった。大相撲では27年ぶりのレアワザの「居反り」だそうです。でも宇良は学生相撲の時にやってるんですよね「居反り」。「居反り」だけでなく関学出身の宇良は学生相撲時代豪快なレア技をたくさんやっていたようです。って関西出身の宇良ですので、大学卒業してプロになるとき、テレビで学生時代の相撲の様子を見せてくれたんです。それでいっぺんにファンになってしまいました。そしてプロになってからもどんどんと番付を上げていきます。ネットで取り組みは確認していましたが、幕内にあがって、テレビに映るようになって、いよいよファンになっていきます。学生時代はお互いに身体が軽いので大技が決まるわけですが、プロの大相撲の相撲取りだと体重も重いし、力もあるので、学生時代のような大技はできないだろう、と言われていたのです。大相撲入りしてからは、小兵力士の変化技から身体を大きくしたし、相撲も押し相撲に変わりつつありました。でも動きが軽いので大いに国技館を沸かせていました。でも怪我。あの体重でぶつかり合うわけですから迫力が出るのですが、怪我も多くなるのは必然です。ま、怪我しない人が強くなるとも言われますね。宇良は膝に二度大きな怪我をして、三段目、また序二段まで番付を落とします。序二段といえば、序の口の上ですからね。素人あがりまで下ったわけです。でもそこからが・・・。泣かせるぜ。ま。元幕内力士ですから序二段や三段目クラスでは、膝の調子が良ければどんどん勝てます。でもジリジリですよね。応援してます。
 で、今日の十両での「居反り」。番付が上がってくればそうそう勝てないとは思いますが、こういう相撲ができる、身体が動くのなら、調子はいいのかな。好きな力士です。頑張ってほしいです。
 怪我を乗り越えて上がってきた力士と言えば照ノ富士ですよね。今場所は5勝0敗。昔、大関とかで取っていたときはまったく好きではない力士でしたが、怪我を克服して頑張って上がってきた姿にはなんだかおもわず拍手してしまう。
 やっぱりね、七転び八起きというのか、挫折を味わったあとの復活、凱旋。青春の蹉跌のあとの頑張りって、やっぱり応援したくなる。だって誰だって失敗するし、挫折するし、蹉跌を味わうんだもん。それが大前提の人生というか、暮らしぶりです。あたしゃ、藤沢周平を読んでそれを痛感しました。
 そういえば、先場所だったか先々場所だったか、遠藤は知っているけど宇良って誰?って言ってる人がいたけれど、この四月までの宇良のことをまとめた動画がYouTubeに上がっていることをさっき発見。テレビやラジオで相撲ファンを自称する芸能人が誰一人として宇良のことを口にしないのに呆れる。レスリングもやったことがあって、抜群の身体能力となにか相撲と顔つきに知性も感じてしまう私なのでありました。
 ちょっと下の三つの動画を観てみて。宇良のファンになること間違いなし(笑)。


宇良が27年ぶりレア技「居反り」で3勝目 / 旭秀鵬-宇良/大相撲2020年11月場所5日目


大相撲力士 宇良まとめ動画 〜2度の右膝前十字靭帯断裂を経て再び土俵へ〜


過去にこんな相撲は見たことがない-宇良の大関初挑戦に会場が大盛り上がり/高安-宇良/2017.7.18/takayasu-ura/day10

しかし、なんですな、相撲関係のYouTuberはこういうデザインが流行っているんですかね。フォントに白や赤や黄色の縁取りをつけるんですな。ま、いいけど。