現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

秋の稲刈りのルーティンと「豊作貧乏」と「正直貧乏」


11日(土)
 午前中は慣行栽培の新米の「コシヒカリ」を精米など。
 午後は稲刈りに出る。小さめの田んぼが続く。
 夕方、ヌカ捨て。

12日(日)
 午前中は籾擦り。
 午後は稲刈り。昨日に続いて小さい田んぼが続く。

13日(月)
 午前中は籾擦り。
 午後は稲刈り。

 カープは連敗で最下位に沈み、ちと苦しいが今日からはドラゴンズ戦。
 大相撲の九月場所が始まって、遠藤は前頭十一枚目で一勝一敗。宇良は前頭六枚目で二敗。

 12日付の中日新聞の滋賀版に近所の先輩農家の記事が載っていた。うーむ。
 先日、ガソリンスタンドで給油した際、スタンドのオニイサンと少し話をする。「ちょっと値段、下ったね。」「はい。一気に一昨日6円下ったんです。」「ほんま、それはうれしい。油がなかったら、田んぼの機械も動かんし。」「でも下った理由がね、南の方の店でちょっと競争しているからなんです。」「へえ、値下げ競争?」「はい。でもそのうちまた元に戻って上がると思いますので、今のうちに入れられるときは、どうぞ。」「でもガソリンなんて、生活必需品やから、コロナの影響もないやろ?」「いえいえ、大有りです。やっぱり外出や遠出を控えるでしょ?」「うーん、でもちょっとやろ、そんなん。」「その一人一人のちょっとが、積み重なりますからね。うちでもコロナになって、二割は確実に売上げは減りました。一年以上、ずっと売上げが二割減だとけっこうキツイですよ。滋賀に緊急事態宣言がでて、また少し落ち込みましたし。」「うーん、まあ、なぁ。そうなるわなぁ。」「農家はどうです?」「うちは相変わらず、ぼちぼちやけど、今年は少し肥料が足りなかったみたいやな。」「へえ、天気都合ですか?」「まあ、いろいろと。話せば切りがないけど(笑)。」「葉物野菜は・・・。」「このあたりはちょっと日照不足気味の影響はあるかも。」「ああ、やっぱり日照不足。」などと、給油しながらの立ち話をしたところでした。
 「豊作貧乏」は困るけれど、「正直貧乏」と思えば耐えられるのか。言葉遊びしている場合ではありませんが。でも新聞の紙面で「貧乏」という言葉を見るのはちょっとドキッとしますな(笑)。「貧乏」という言葉を耳にすると、志の輔の落語を思い出してしまうようになった。貧乏な家の玄関のチャイムを押すと「ビンボー」と鳴るのだそうです(笑)。

14日(火)
 曇り空。雨が降るのか?台風もなんだか進路が大きく東寄りに変わる予報になってますな。頼むぜ、14号、穏便に。