現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

事務仕事と『東京原発』とエネルギーの輸入先


8日(火)
 晴れ時々曇り。
 おおむね事務仕事。

 山川元監督『東京原発』(2004)を観る。スバラシイ!笑える!3.11の事故の前にこんな映画があったとは知りませんでした。コメディ映画ですよ。ええ、コメディです。誰もが笑えるかどうかは別にして。3.11以前ならもっと気楽に笑えたかもしれませんね。「東京に原発を誘致する!」と突然、都知事が側近との緊急会議で発言するんです。そこから侃々諤々(かんかんがくがく)、喧々囂々(けんけんごうごう)(昔、上岡龍太郎が世の中には「けんけんがくがく」という輩も多いですけど、と話していて、ああ、もっともだ、気をつけないと、と思ったのだが、そう思ったらよけいにどっちだったかをいちいち考えなくてはならなくなって、いささか不自由であります。)いろんな意見の会議を経てNHKで知事の緊急記者会見を開こうとするのですが・・・。というコメディ映画です。でもねコメディだからといって馬鹿にしたものではないです。出てくる意見はけっこうまともな意見だったりするので。「我が意を得たり」という意見も役所広司が何度か発言してくれました。それに出演している役者のみなさんがすごい顔ぶれですから。役所広司段田安則平田満つる、田山涼成、菅原大吉、岸部一徳吉田日出子綾田俊樹徳井優、・・・などなど、錚々たる役者ですからね。コメディを支えます(笑)。
 ところが、2004年に公開されたのですが、上映する映画館が極端に少なかったようです。ま、それも理解できます、東京電力は嫌がりますわね。こんな映画が日本全国で上映されてたまるか!と思うでしょう。でもその結果が3.11ですからね。3.11の後に撮られた若松節朗『Fukushima 50』もよい映画だと思いますけれど、それよりもこっちが私の好みです。
 東日本大震災。2011年3月11日の午後2時46分にマグニチュード9.0、最大震度7という巨大地震とそれにともなう巨大津波に襲われました。明後日で11年になります。

 ヨーロッパで戦争がおこっています。ウクライナにロシアが侵攻しました。
 ロシアはエネルギー大国ですから原油天然ガスも輸出しています。
 日本の国にほとんどエネルギー資源はありませんから、日本で使われている天然ガス、石油、石炭などの化石燃料は、世界中のさまざまな国から輸入しています。
 天然ガスは、主にオーストラリア、カタール、マレーシアから輸入しているほか、最近は、シェールガスにより生産が伸びたアメリカからも輸入するようになりました。
 石油は、主にサウジアラビアアラブ首長国連邦カタールなどの中東の国々から、石炭は、主にオーストラリアやインドネシアなどから輸入しています。日本は、エネルギーの輸入を通して、いろんな国々と結びつきを持っていますな。で、輸入原油のうち約5%を、輸入天然ガスのうち約8%をロシアから輸入しています。
 エネルギー資源をほとんど自給できない日本ですし、電気についても持続可能なエネルギーに替えていかないといけませんね。私はそう思います。家屋でもマンションでも工場でも屋根に太陽光発電パネルをもっと楽に設置できるようにならないかなぁ。下のグラフは資源エネルギー庁が出している原油天然ガスの輸入先の2019年のデータです。いまでもあるのかしら、『国勢図会』というが毎年発行されていました。3年ほど連続で買っていた時期がありました。

9日(水)
 今日も朝から事務仕事。農機センターのKさんとちょっと話をする。
 午後は親戚の家で話を聞いたり、続いて同級生の大工さんのところで話をしたり。あれやこれやとよく話を聞いたり、話をしたり。