現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

有機栽培米の刈取りと籾擦りとスマート農業と相撲と野球


13日(火)
 朝、ヌカ(もみ殻)捨てをして、午前中は籾擦り。昨日ヒエに苦労して刈取った籾だが、籾擦りでも苦労させられる。やれやれ。
 午後は稲刈り。昨日と比べたら天国のような稲刈りだが、ま、クサネムはしっかり取って回る。
 これでうちの村の田んぼの稲刈りは終り。夕方隣村の田んぼの様子を見て回る。

14日(水)
 昨日は天国のような稲刈りだと思ったけれど、やはり無農薬の圃場なのでヒエやクサネムやあれやこれやが生えてきています。さっそく朝、乾燥が上がったので排出しようかと思ったら、ヒエのワラが乾燥機のスロワーの手前のホースのところで詰まる。やれやれ。難儀してなんとかホースを外してつまりをとって、籾擦りを開始したら、米選機が詰まる。いやはや。これまたいささか難儀してなんとかトラブル解消して、その後は快調に籾擦り。いやはやなんとも。
 午後は稲刈り。ま、クサネムを取って回る。
 夕方、ヒエ種だらけのもみ殻は田んぼに撒けないので、田んぼの真ん中にドバッとまとめて下ろして、火をつける。乾燥させたもみ殻なので、ジワジワと燃えてくれるはず。

 それにしても、このところ残暑厳しいぜ!
 世間ではスマート農業がかまびすしいが・・・。もちろん辻井農園もスマート農業を目指していますが(笑)、いささかスマートにやるための予算も知恵もないのが現状です。だいたい私の世代ですとスマートというとアメリカのドラマの『それ行けスマート』を思い出してしまって、どうもニヤニヤしてしまう。ドン・アダムスのどうにもとぼけた顔つきも思い出してしまうし。
 暑いわけですな。平均の最高気温は下がってきているのに、実際の最高気温は上がってきていますからね。お金がなくてもスマートな農業はできるはずなんですが。

 秋場所四日目、宇良-宝富士の一番。決まり手は「伝え反り」だって。すごいねぇ、宇良。大きな幕内力士を相手に反り技ですからね。
 遠藤は1勝3敗で、ちょっと元気がなさそうだが、ま、遠藤の場合、だいたい帳尻は合わすんだよね、不思議と(笑)。で、勝っても負けても、とりあえず怪我なく無事に終わってよかった、というようなやる気ないようなポーズの表情なんですね。ええ、とぼけてますよね。好きです。そういう力士。
 宇良は幕内では20年ぶりだかの「伝え反り」で勝って、コメントを求められたら、「わかりません、わかりません。」とだけ言ったとか。ええ、宇良はいつもコメントとぼけてますよね。謙虚で礼儀正しい所作もなんだかとぼけているような気がしてきています。ええ、好きです。そういう力士。

 プロ野球ではもちろんカープが気になっているけれど、スワローズの村上はすごいね。54号、55号と1試合に二本打って、王さんの記録に並びました。もちろんまだ試合はあるので、新記録は間違いないし、どこまで伸ばせるのか。60本くらい、こうなったら打ってほしい。村上のすごいところは、若いんだけど、ベンチの様子を見ているとやっぱり若い感じがするんだけど、バッターボックスに立つと落ち着いてますなぁ。ほんとに。自信に満ちあふれているというか、堂々としているし、その割に傲慢さもあまり感じないから、なんていうか、必然的に好感度は上がるし、メディアも取り上げたくなりますわな。私も朝のニュースでホームランを知ったのですが、アナウンサーも、スポーツコメンテーターも、ニコニコの笑顔で称賛してました。ま、当たり前か。

 で、カープだが、クライマックスシリーズへの出場をかけて現在4位のカープが3位のタイガースとやっています。うーむ。途中で逆転されて、今、7回を終わって、5対6。

 あ、カープ負けてしまった。森下に負けが付いてしまいましたね。森下を応援しているので、いささかならず悔しい(笑)。

 正直に言うとあまり僕はクライマックスシリーズが好きではない。というのもカープペナントレースで勝っても、クライマックスシリーズで負けて日本シリーズに出られなかったことがあったからです。4月からのペナントレースで勝って優勝したのに(しかも10ゲーム近く差をつけて)、最後のCSで負けて日本シリーズに出られないって、ナニ?ましてペナントレースで3位だったのに、日本シリーズにでて、また日本シリーズで負けたりしたら、いよいよ、どうよ。って気になるし。いいんじゃないか?クライマックスシリーズなんてなくても。
 今年なんて、セントラルはスワローズが優勝して、そのまま日本シリーズに出て、村上のホームランを見たい、と思うのが、野球ファンの当たり前の感覚なんじゃないかな。いらないな、クライマックスシリーズ(笑)。

 ちょうど今、同じ村の蕎麦を作っておられる農家さんの圃場が、蕎麦の花が満開で美しいです。