現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

精米と大豆の刈取り開始と愛媛のお茶と


30日(日)
 早起きして精米など。長浜の本局へ発送に行く。
 それから先日の大麦の播種のとき、除草剤が散布できていなかった畝があったりしたので、背負いの散布機で撒いておく。思いのほか時間がかかる。ノズルの選択を間違ったので、どうも散布量が少なくて手間がかかる。ま、そのほうがきちんと丁寧には撒けているとは思うのだが・・・。

 午後は私は寄り合いに。長男には大豆の圃場の畦畔の草刈りに出てもらう。
 僕の方は寄り合いが終わってから作業所の軒下に平形の古い乾燥機を組み立てる。有機栽培の大豆をこれで乾燥させます。

 お茶どころと言えば、静岡とか鹿児島が生産量が多いけれど、うーむ、静岡とか鹿児島とひと括りにすると産地の人からは叱られるかもしれないけれど。滋賀県もたとえば土山茶と浅宮茶では、お互いに一緒にしてくれるな、と思っているに違いないですしね。宇治や狭山なんかももちろん有名ですね。
 いつも茶葉を買っているところで「オーガニックとか、無農薬のお茶が飲みたいんですが・・・。」と申し上げると。「ああ、そうですか。はいはい。なるほど。いや、うちも数年前、いやもう十年くらいになりますかね、オーガニックの葉を取り寄せたことがあるんです。でもお客さんにあまり評判がよくなくて。その後、取引がなくなってしまったんですよね。今でもやっておられるのかなぁ、どうだろう。」ということでしたので、話はそこまでにしたんですけど。先日、愛媛県の新宮茶を使ったクッキーや霧の森大福をいただいていたら、新宮茶は小規模で地域を上げて農薬に頼らないお茶を作っている、という文章が目に入ったので、さっそく注文してみることにしました。ははん、なるほど。たとえば宇治の玉露のようなとろりとした甘さとは違いますが、香り高く、お茶の旨味を感じます。などと思いつつ朝、ゆっくりお茶を淹れるのでした。

31日(月)
 今日、明日と大豆の刈取りに使う汎用コンバインを借りられることになっているので、早起きしてあれこれ準備。大豆を運ぶフレコンや機能組み立てた乾燥機の網の破れなんかを新聞紙とガムテープで補修したりする。やれやれ。
 朝露が乾いたころを見計らって、刈取り作業開始。まずは有機栽培の大豆から。なかなか雑草も生えてしまって見苦しいが、長男がなんとか丁寧に刈っていってくれる。ま、去年よりは収量もありそうだし、品質も良さそうだ。でもちょっと小粒な傾向のような気がする。でもまだ以前の「オオツル」から切り替えたばかりで「里のほほえみ」という品種に慣れていないのでそう思うだけかも・・・(笑)。
 乾燥機が一杯になったところで、今度は慣行栽培の大豆の刈取りヘ。もちろんこちらも雑草が生えてきているが、どんどん刈って、これは生のまま農協の施設へ出荷することにします。有機の大豆と混じっても困るので。
 概ね予定通り作業できたのですが、午後からは曇ってきて空が暗くなる。
 どうも明日は雨らしい。




 というわけで10月が終わりますな。

1日(火)
 暗いうちから起き出していたのだが、どうも雨が降り出したようだ。すぐに止んだけれど、朝食の頃にはまた降り出して、終日、雨。夕方にはけっこう強く降りました。

 14時過ぎまで、精米と発送など。その後も事務仕事など。