現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

田植えが終わったことと腰痛とそうめんと夏至のころのあれこれ


14日(水)
 終日、新田地区の田植え。途中、ときどきポツポツ雨。午後は長男が床屋の予約をしてあるそうで、抜けたので田植機の運転を久し振りにやる。ええ、いろいろ感覚を思い出しながらやりました。むふふふふ。
 しかし田植え時期なのに床屋の予約を一ヶ月前に入れておくってどうよ、と思うけど、ま、長男は若いしね。美容と健康には気をつかってもらいたい(笑)。それに予約を入れておくと料金も割引になる由。なるほど。

15日(木)
 昨日の田植えで、あとは苗代の三枚を残すのみとなりましたので、さっそく苗代じまい。うちは露地プール苗代なので、プールを作る木枠や水を溜めるための農ポリの撤去の必要があります。あと余った苗の撤去とか。ま、これがけっこうな手間になったりするのだが、風が穏やかだったし、軽トラが田んぼの中に入れるので、木の枠も農ポリも軽トラに積んで運び出せました。その後苗代あとに入水。

16日(金)
 私は午前中に精米など。長男は苗代あとの水加減を三枚の圃場で順番にして、ロータリーで「こなし」、ドライブハローで「尻踏み」と一気に代かきをやってくれました。
 「通帳の残高不足で引き落としができませんでした。」という恐ろしい督促の通知が何通か来ていたので、私は午後その処理にあたりました。いやはや、ほんま人生は恐ろしいわ。怖いわ。
 さらに農協に肥料をとりにいったり、肥料高騰対策の申請書を提出したり。20日が締切なのですが、あーた、田植えが終わらないことには、金融機関や役所や農協にいってそんな事務仕事をしている余裕がなかなかでてきまへんがな。(ええ、言い訳ですけど。)こっちはそれに腰痛が出て、立ち上がったり、軽トラに乗り込んだりするだけで、うううううううう。と呻き声を漏らしているのに。(ええ、もちろん言い訳ですけど。)
 今、ふと気がついたけど、呻き声と喘ぎ声って、ちょっとニュアンスが違いますね。「うめく」と「あえぐ」。苦しそうな感じは同じだけれど。「あえぐ」には息が切れる感じがあるし、「うめく」には低い声の咽喉が鳴る感じがあるような。そうでもない?

17日(土)
 朝からよく晴れる。うれしい。風もほとんどないし、先日田植えした新田地区の田んぼに朝5時から除草剤を投げ入れてくる。もうすぐ夏至ですね。風がないので投げ入れを決断したけど、水の量が少し足りないかな、というところもあって、いささか焦りすぎたか。ええ、プロの仕事に焦りは禁物です。わかっちゃいるけど、早く終わらせたい気持ちも強い。
 午後からは苗代あとの田植え。これですべて終了だが、これも焦りすぎ?ま、新田地区は砂地傾向で、いつきやすいので、代かきの翌日の田植えでもなんとか植えられます。しもの圃場整備地区の田んぼだと代かき翌日だとまだ泥がトロトロで植えても苗が倒れてしまうと思います。さてさて。

18日(日)
 朝のうち一時間半ほど、村の道路愛護活動に参加。私は道路脇の草刈りをしました。
 その後、私は中耕除草機を出してきて、先日失敗して田んぼの深みにはめてしまった場所に竹を挿して目印にして、その近辺には近づかないようにして、二回目の中耕除草の再開。今日のところは大きな田んぼばかりだったし、二枚やって機械の水洗い。その後田回り。長男は今度有機大豆を播種する予定の圃場(へアリーベッチを茂らしたりしていた圃場)二枚とここ数年何も作付けせずにいた小さな田んぼで雑草が生えるままになっていた圃場の合計三枚をスライドモアで刈ってもらう。

19日(月)
 朝、田回り。その後夕方まで中耕除草に出る。昨日の続き。お茶はもっていったが、昼食はバナナ二本ですませて休まず頑張ったぜ(笑)。長男も昨日の続きで今度は道端草、法面の草をスライドモアであちこち次々と刈ってもらう。
 夕方、機械を水洗いして、田回り。

20日(火)
 朝、田回り。で朝食もそこそこに中耕除草に出る。お昼過ぎまで頑張って、長男と交代してもらう。長時間自転車に乗っているとサドルに当たるお尻が痛くなるけれど、同じように先日から中耕除草機に毎日長時間乗っているのでお尻が痛くなってしまったのだ。ま、しかし中耕除草はやらねばどんどん雑草が生えてきますしね。ええ、もうほとんど手遅れの圃場もありますが・・・。それに長男も中耕除草機に乗って、作業の感覚を覚えてもらいたいし。深いところは僕がやることにして慣れてもらわなければなりませんしね。
 その代わりに僕が今度はスライドモアで道路脇の草刈りをあちこち。これも機械の操作やその感覚を忘れないようにしないといけないし。

21日(水) 夏至
 ああ、夏至です。もう夏至で、これからだんだん昼間の時間が短くなっていくのですね。毎年思いますが、これで一年の半分が終わったようなものですわね。ま、その夏至までに田植えも終えられてありがたいです。と考えないといけませんわね。
 朝のうちから、朝飯前に畦畔の草刈りにでる。9時過ぎに家に戻ってガソリンスタンドにガソリンを買いに出る。大きな農機はたいていトルクとパワーの出るディーゼルエンジンなので軽油を使いますが、小さな農機は軽くて小さいガソリンエンジン、あるいは混合油(ガソリンにオイルを50:1の割合で混ぜます。)をつかう2サイクルエンジンもあります。すると携行缶をもっていってガソリンを入れてもらうのですが、京都のアニメスタジオの事件以来、携行缶でガソリンを買うことに消防署から規制がかかってけっこうややこしいです。それで昨日の夕方携行のガソリン缶が空っぽになってしまったんですよね。でもすでに18時を回っているのですぐには買えない。スタンドは7時から営業していますが、携行缶への販売は9時からなんです。ああ、ほんと迷惑なことになっています。
 ガソリンは畦畔用除草機に入れ、また、中耕除草機に入れる。私は除草の続きをして、長男には中耕除草機で頑張ってもらう。
 今日は龍谷大学のK先生と学生さんがうちの有機栽培の圃場で昆虫等の生き物調査をしてくださるので、ま、畦畔に草が長いと調査・観察もしにくいと思うので、少し刈っておく。どっちにしろ刈らねばならないものですしね。
お昼過ぎにK先生と学生さん二人が調査・観察されてました。いろいろガバッと採取して、大学に戻って細かく調査されるようです。私も楽しみにしています。

 夏至なので「夏至」と青い筆ペンで書いてみたら、トンとおいて、ツーッと引いて、トンと止める、という、私は長いこと知りませんでしたが、書道の基本らしいことが見えるような気がして(笑)、書き直すことなくそのまま載せてみました。バランスが悪いですね。「夏」が大きすぎでしょう、それに線に迷いが見られますね(笑)。久し振りに筆ペンを持ってみましたが、まだまだ精進してください、ということですな。というかこういうことは精進しかないんでしょうけど。

22日(木)
 朝から雨。午前中はけっこうしっかり降る。午後も少し降ったが、小降りに。
 今日は農作業は休みにすると早々に決める。
 午前中から大門未知子を一話観る。その後、去年のツール・ド・フランスをうだうだ観たり、スーパーにビールとつまみ関係を買ってきて、今度はすでに遅刻だがメール句会の選句をしたり。雨の休日。万歳!ブラボー!(笑)って、本当は事務仕事をやらねばならないのだが・・・。ビールを飲んでしまったし、無理かな(笑)。腰痛の養生もあるのですが、なんですな、この椅子もどうも長時間座っていると腰痛にはよくないのが、こういうときに実感します。椅子から立ち上がるときに、一苦労があります。

 ずいぶん長い間、一週間ほど更新できませんでしたが、腰痛で長いこと椅子に座っていられなかったのでした。それと身体の隅々にまで蓄積された肉体疲労で(笑)。
 いろいろこの間、音楽や落語や漫才も聴いていましたが、ここはひとつ、懐かしいレイナード・スキナードの「Free Bird」を。1975年らしいです。女から離れていく男の歌詞ですな。男の名前というかニックネームが “Free Bird”  なんですな。この歳になるとわかりますが、ずいぶんと男の都合ばかりの歌詞ですが、当時は“Free Bird”カッコいいぜ、と思っていました。1977年の飛行機事故直前のライブですな。「自由に空を飛ぶ鳥になりたい」とか、いやいや「しっかり大地を踏みしめて走る駝鳥になりたい」だの議論はありますが(笑)、私は妙に英語の仮定法の構文(例文)の「If I were a bird, I would fly around the world.」(もし私が鳥だったら、世界中を飛び回るでしょう。)を思い出したりする。あれ?仮定法過去だっけ?そういえば仮定法過去完了というのも、高校時代のグラマーの授業でU先生に習ったけど、もうぜんぜん混乱しているけど、U先生、出来の悪い生徒でごめんなさい。でも仮定法過去完了なんて言葉を覚えているだけでもエライよね(笑)。


 ↑それにしても、イントロが始った途端のこの観客の盛り上がりはどうよ。って、まあ全体に盛り上がってますけど(笑)。1977年のアメリカのギャルの盛り上がりがなんともまぶしいぜ。肩車してもらっているギャルもいるけど、子どもじゃないんだから肩車している男の辛さにも思いをいたすぜ(笑)。忘れていたけどトリブルギターですな。後半のギターソロは一番の盛り上がりですけど、音がデュアン・オールマン風?