現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

畦畔の草刈りと有機大豆の播種と『誘拐』と『騙し絵の牙』とIPAのとりこになっていること


24日(土)
 午前中は精米など。午後は畦畔の草刈りに。
 夜、お寺さんの門徒の臨時総会。

25日(日)
 終日、畦畔の草刈り。

↓なんとなく良家の子女風にお庭でお座りしているビビ号。
もっとも、鎖は漬け物石に繋がれているのだが(笑)。

26日(月)
 朝、トラクタに大豆播種のためにシーダーを取り付ける。
 お昼前から有機の圃場に大豆播種。有機大豆なので、すでに肥料はへアリーベッチをすき込んであるし、除草剤もなしなので、タネの大豆の播種のみ。作業日誌をひろげてみると、去年より10日遅れで有機大豆の播種ということになりました。今年は田植えも少し遅れたし、雨がわりとよく降りましたので、大豆播種も遅れています。今日もなんとか二枚の圃場を播種しましたが、ちょうどポツポツと雨が降り出してきたところでした。慣行栽培の大豆の播種はお天気次第ですけど、週間天気予報を眺めてみますと、ずっと傘マークが並んでいますね。いやはや。

↑ちょっとまだこの圃場は土が乾いていない感じ。あれこれ調整しながら播種しているところ。

↑二枚目の圃場はそこそこよく乾いていたのでありがたい。
でもここも調節しながら播種。やっとさいごになってうまく設定できた気がする。こういうの二人でやっているから調節する気にもなるけど、一人でやっているとトラクタに乗ったら、乗ったままになりがちなんですよねぇ。(笑)

 午後まだ早めに播種は終わりましたが。遅い昼食を食べたあとは、ポツポツ雨だし、疲労回復と体力温存のためのお休みにする。というか、気がついたらテレビの前で寝てしまっていた。あ。そういえばロシアの民間軍事会社(?)のワグネルのことを報じる4時のニュースを観ていたはずなのだが・・・。

  小林義則監督『誘拐』(2009)を数日前に観る。これは映画?テレビドラマ?主演は三上博史西島秀俊。ほかに石坂浩二中越典子三吉彩花などなど。まったく期待せずに観たけれど、なかなかおもしろかったです。ま、サスペンスです。楽しめたけど、ツッコミ処はありますし、詳しくは書かないけれど最後あたり脚本がクサイ(笑)。いろいろ観客を納得させるためなんだろうけど、喋りすぎ。不必要なセリフが多い。あーた、素人のウダウダいらぬことばかり書いている私にこんなことを言われるようじゃだめですよ(笑)。思いのほか中越典子の役がいい役だと思いましたけど。

 そうえいば吉田大八監督『騙し絵の牙』(2021)も観てました。主演は大泉洋松岡茉優。第45回 日本アカデミー賞を受賞してるんですね。なるほど。出版社とか編集部とかそういうところの話ですので、どうなんだ?と思いましたけど、あまり大泉洋がらしくないですね(笑)。騙し合いの映画のわりとクールな二枚目をやっています。松岡茉優は頑張ってました。よかったです。木村佳乃は美しかったし、いかにも純文学の文芸誌の編集長という感じですけど(いや、本当の編集長はしらないので、あてずっぽですけど(笑))、純文学作家の國村隼はなぁ。ちょっと滑稽味が加わってしまいますよね。なんとなく。いや、楽しめましたけど、たぶん塩田武士の原作はもっといいような予感がします。
 あ、『誘拐』も五十嵐貴久の原作の小説を読んだら、あのいささかクサイ、あのラストもまたもっとカッコよくなっているのかも。まあ、僕の場合、だいたいこの手の小説だと一日、二日で読んでしまうと思いますけど(あ、いや、老眼になって、まったく自信がありません。でもサスペンスの小説ならそれぐらいでは読めそうです。)、それを二時間で見せなきゃいけないんだから、脚本家、監督さんも大変ですわね。それはわかるんですけどね。