現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

村の総出の草刈りとヤブカンゾウと猛暑と畦畔の草刈りとマムシ


16日(日)
 朝のうち、村の総出の草刈り。二時間ほど。
 その後、その草刈りの勢いのまま畦畔の草刈りに出る。暑い!
 午後は囲碁の番組やら対局を見つつ昼寝をしてしまい、ビールを買いに出る。ああ。長男は溝切りに。

17日(月) 海の日
 猛暑が予想されて早朝より畦畔の草刈りに出る。朝の9時半まで作業したら、空腹もあってヘロヘロになって家に戻る。すぐに遅い朝食。ご飯に塩昆布をかけてお茶漬け。ああ、夏はこういうのが幸せ(笑)。
 日中の猛暑を避けてすこし陽が傾いてきてからまた田んぼに出て草刈り。30分で汗が噴き出しヘロヘロになりかけたが、休憩と水分補給と遠くに長男の仕事ぶりが見えたので、なんとなく体力を回復し、混合油の燃料が無くなるまで刈って、それでもまだ陽が残っていたので、先日播種した大豆の播種機に除草剤の散布ノズルをつけて、慣行大豆の播種の準備をすこし。雨で圃場に入れなかったが、明日から播種できるとうれしいのだが・・・。

 表紙のイラストだけで注文してしまった『別冊暮しの手帖 食事と暮らし』。でも中身もおもしろそう。食事と暮らし、うーむ、楽しい生活の基本ですよね、食事。新鮮でおいしいものが食べたいな。あとビタミンとかミネラルとか、そういう必要な微量要素が必要な分だけ、きちんと微量含まれている食べもの。最近のほうれん草に含まれている鉄分は50年前のほうれん草と比べると1/4になっていた、という記事を数年前に読んだ気がします。やっぱりなにかいろいろ変わってきてしまっているみたいですね、ありとあらゆるところで。

 このところ草刈りをしていて、マムシを毎日のように見かけている。昨日の村の総出の時も、橋の下でマムシがとぐろを巻いていたので注意してください、と連絡が回ってきた。今日も草刈りをしていたら、ゆっくり動くマムシのあの文様が見えて、ビックリしたけれど、畦畔の穴の中にでも入っていったのか、頭は見ることがなかった。先日はまだ細目のマムシを見かける。生まれたばかりなのかな?細かったけれど、すでにしっかりとマムシの文様が見られて、頭も三角でした。あの三角の毒蛇らしい頭の形状を観るとドキドキしてしまいます。「毒蛇は急がない」という外国の古いことわざがあることは開高健に教えてもらっていますが、マムシも急がないし、時にとぐろを巻くし、時にジャンプして口を開けつつ向かってくるんですよね。コワイデスヨ、あーた。マムシに飛びかかれられたら。過去に二度経験がありますが、一度は子どもの時でしたけど、二度目は大人になってからで、アドレナリンが出るのがわかりました。刈払機を持っていたので、刈払機で切ることもできなくはなかったのですが、私の方が退散しました。噛まれたら気の弱い私などはショック死するかも(笑)。
 すでに亡くなられましたが親戚のNさんは魚釣りはもちろん鳥さしとか、かすみ網とか、いろいろその手のことが好きな人で、Nさんの漬けた鮒鮨とかは絶品でした。で、マムシも捕まえて焼酎に漬けたりしておられたようで、祖母がその瓶詰めをいただいて、しばらく押し入れの下の段にあったのを覚えていますが・・・。その後どうなったのかはわかりません(笑)。
 ほんと「毒蛇は急がない」んですよね。やはり自信があるんでしょうかね(笑)。まあ、でもあの文様を見れば、たいていはびびってしまうと思いますけどね。
 開高健の本で見開きのページの右下にマムシのけっこうリアルなイラストが入っていた本があって、『生物としての静物』だったような気がしてページを繰ってみたけれど、見つからない。思い違いだったのかな。昔はマムシと呼ばれる人がけっこういましたね。特にスポーツ選手に。私はゴルフはしませんが、杉原輝雄さんを思い出します。学生時代の深夜に杉原輝雄プロのレッスン番組が流れていました。
 ま、そんなこんなで、マムシのイラストはなしです。リアルな写真も嫌がられるでしょうし(笑)。