現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

畦畔の草刈りとハグロトンボと『スクランブル』と梅干し


↑草刈りをしてハグロトンボを捕まえる。

29日(土)
 早起きして畦畔の草刈り。このところ長男が自走式の草刈り機を動かしてくれて、その刈れなかったところを私が刈払機で刈るというパターン。草刈りは一人ですると一人前の仕事だけど、二人ですると二人前以上に三人前くらい仕事ができると言われますけど、ま、二人でするとお互いを意識して甘えがなくなりますしね。私も長男がまだ刈っていれば、休まずに手伝いにいきますしね。仕事は捗ります(笑)。
 猛暑なので長い昼休みをとって、夕方からまた草刈りに。今度は慣行大豆の畦畔の草刈り。日没まで草刈り。

 昼にアントニオ・ネグレ監督『スクランブル』(2017)を観る。主演はスコット・イーストウッド。ええ、クリント・イーストウッドの息子ですな。頑張ってました。顔はそっくりです。フレディ・ソープもアナ・デ・アルマスもガイア・ワイスもいい感じです。みんな若いですな。高級クラシックカー専門の強盗団の話です。ブガッティやフェラーリ250GTOなんかが走ります。

 先日から昼寝の時に、全身の筋肉が痙攣するだの、こむら返りだのと書いてきましたが、ここ三日ほど起きていません。理由は梅干しだと思います。ええ、たぶん。母がこの夏に浸けた梅干しを出してくれたんです。母の梅干しというと昔は塩の吹いたジャリジャリとした梅の果肉も水分がとんで少なく、何年も保存が利きそうな梅干しだったんですが、ここ数年はいささか柔らかく果肉もたっぷりとした梅干しをつけてくれるようになりました。
 この梅干しを食べるようになってからぴたりと筋肉の痙攣、こむら返りもなくなりました。うーむ。この梅干しを五つくらいお昼に食べるのです。五つ!と思われるかもしれませんが、これがあーた、どんどん食べられてしまうのです。たぶん身体が欲しているんでしょうか。塩分がいいのかな?クエン酸がいいのかな?身体が楽になりました。ありがたいです。

 そういえば昔、樋口清之『梅干と日本刀』が1970年代にベストセラーになりましたね。中学生だった私も同級生のT君から勧められて読みました。おもしろかったです。梅干しは日の丸弁当で取り上げられていました。すぐにエネルギーになるのだとか。でも熱中症というか、猛暑の中での田んぼ仕事の塩分補給にも一役買っていたのだと思います。貧しい暮らしの中で日本人がいかに知恵と工夫で頑張ってきたかを知りました。
 猛暑のなか肉体労働をしておられる人々に梅干しをお勧めしますぜ。