現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

立秋と豆の花が咲き出したこと


8日(火) 立秋
 もう秋か。ランボオならそうつぶやく季節でしょうか。などと書きながら、開高健の真似をしている自分がおかしい。でも開高のこういう文章を読んでもう40年ほどになるんですよね。20代村上春樹の文体にもずいぶん影響を受けたけれど、何と言っても開高健坂口安吾か。40代には藤沢周平にすっかりやられてしまったんですが、あれから20年近くになるのですね。時間の流れはほんとに不思議。妙に濃密な時間もありますよね。伸びたり縮んだりするし、って、ええ、アインシュタインの言っていることはほとんど理解できていません(笑)。

 早起きして有機栽培大豆の圃場の草刈り。草刈りをしていて気がつきましたが、もう花が咲いている・・・。まだ小さいのに・・・。花が咲いたということは、そこに莢がつくということですからね。うーむ。もう一回土寄せをする予定なのだが・・・。花の時期にトラクタを動かすと花が落ちる、って言う人もいるしなぁ。さて。

 午後は今さらながら「環境こだわり農産物」の看板を圃場に立てて歩く。農協から「立っていませんよ!」と叱られたのだ。やれやれ。いくつになっても叱られる人生ですな。

 森村誠一はベストセラー作家ですが、俳句も作っています。いつだったか写真と俳句の組み合わせが楽しい、と書いていたのを覚えていますが、いつごろだっただろう。映画は観ましたが、『人間の証明』『野生の証明』や『悪魔の飽食』は未読。『新幹線殺人事件』は読んでとてもおもしろかったのを覚えています。先月亡くなられましたが、近年、護憲・反戦の発言をされていたのをよく覚えています。

 ↓なんとなくあの妙に印象に残るお顔が浮かんできそうな俳句ではあります。

9日(水) 長崎原爆の日
 もう水曜なのか。相変わらず時間の流れの速いのに驚いてばかり。ゆく川の流れは絶えないぜ。
 しかし、なんですな、朝はいつも今日の天気予報を調べますが、台風6号、相変わらずゆっくりしか動いていませんね。なぜなんだ?沖縄からはちょっと離れていったみたいですが、奄美や九州、四国では、雨が降り続いていますね。うーむ。
 私の方は雨の様子を観ながら、畦畔の草刈りをします。あ、事務仕事もたまっているんだ・・・。エアコンの調子が悪いので、部屋にいるより外で汗かいて草刈りしている方が気分がいい(笑)。