現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

大豆の土寄せと『総員玉砕せよ!』


21日(月)
 ああ、また新しい週がはじまる。もう八月も後半。稲刈りの準備も始めなくてはいけない。
 しかし、今日の最高気温は何度になったんだ?猛烈に暑い。風もあまり吹かなかったし。やれやれ。
 早起きしたけれど、慣行大豆の中耕、トラクタのカルチの仕様を中打ちから土寄せ(あるいは土かけとも言います)にするのに手間取って、というか爪が二本折れているのを新たに見つけてしまったし・・・。大豆の圃場に出るのが遅くなってしまった。だいたい昨夜、次女が帰省してきて、友達とグランピングに行くんだとか。次女はここ最近グランピングに凝っているらしくて、友達とおしゃべりするのが楽しいらしい。グランピングってなんじゃらほい、と思うでしょうけれど、「グランピング/glampingとは、グラマラス/glamorous(魅力的な)とキャンピング/campingを組み合わせた言葉です。」とのことですが、四半世紀ほど前にテントを担いで山歩きをしてキャンプしてきた私としては、やっぱりなんじゃらほい、と思ってしまいますぜ。流行っているらしいけれど。あれこれ気をつけることを喋ったつもりだが、聞いてはいないだろうな(笑)。そんな話をしていたので、いよいよ田んぼに出る時間が遅れてしまったぜ。




 慣行大豆は一ヶ月ほど遅れて播種したのですが、うーむ、いくつかの株で花芽を付けていましたね。やれやれ、あまりよくない傾向ですな。まだ株が小さいのに花を咲かせるということは、あまりもうこれ以上大きくなっていかないということですからね。
 大豆の中耕をするトラクタは小さいフルオープンタイプなので直射日光を受けるのですが、今日はビーチパラソルをくくり付けてみました。風があまり吹かなかった ので、暑かったですが、直射日光を遮ってくれた分だけ助かりました。
 午後は長男と交代。

 午後は事務仕事のつもりでしたが、暑くて、マトモに仕事ができず・・・。電話をあちこちにかけてイベントの時間調整。イベントってなんだ?(笑)。あああ。お客様に新米の案内の葉書を作らねばならないのだが・・・。さらにそれだけでなく大量の事務仕事、書類づくりもあるのだが・・・。

 水木しげる『総員玉砕せよ!』(講談社文庫)読了。おもしろかったです。なるほど。
 あれ?小説や評論やエッセイが読めなくなったので、漫画を読んでるの?というご質問はごもっともですが、あーた、今どき、漫画をバカにしてちゃダメですぜ(笑)。
 でもね、やっぱり小説の方が物語の深みはもっと出ると思いました。と書いて、いやいやそうでもないかも、と思ったり。大岡昇平の小説とかね、でも水木しげるは画風が戦争を描くのに合っている気がします。で、妖怪の漫画を描こうと思った気持ちもなんとなくわかる気がします。ネズミ男がオモシロイのも、ネズミ男のズルさをみんなが持っているからでしょうしね。今さら私が書くことでもないかもしれませんが。