現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

慣行大豆の土寄せと「コシヒカリ」が黄色くなってきたことと処理水の放出決定と地蔵盆


22日(火)
 早起きして慣行大豆の土寄せ。午前中になんとか一通り終えることができた。ありがたい。
 午後は畦畔の草刈りに。

 福島の原発事故の処理水の放出が決定されたそうだけど。なんだかほんとにイヤな感じ。
 「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」と政府が福島県漁連に文書で約束していたのに。今日、総理大臣は放出の施設の視察に行かれたようですが、地元福島の漁連の人と会うこともなく24日からの放出を閣議決定しました。「地元の方に寄り添う。風評被害対策をする」って言う前に「東京の電力会社の起した東京の電力を発電していた原発の事故のことなので、放出は東京でやります」ぐらい先ず言うのが当たり前という気がします。それにだいたい本当に風評なのか。薄めれば濃度は下がるでしょうけれど、放射性物質の量は変わらないと思うので、科学的に安全という説明もどうにも腑に落ちない。デブリはそのままなので引き続き汚染水は出続けるわけで30年、40年と流し続ければ、薄めた処理水でも結局汚染水の汚染された量は全部海へ流すことになるんじゃないの。それに汚染物質の総量もわからないんでしょ?それにまさか風評被害対策って、産地を表示しなくてもいいようにする、ってことではないですよね。あと福島まで行きながら地元の福島の漁業者に会わずに帰ってしまうなんて、何しに福島へ行ったんだ、と誰だって思いますよね。それはね、どんなに気が進まなくても国のリーダーなら避けてはいけないところだったんですよ。信用とか信頼の問題だと思うからです。もちろん政府のそういう姿勢は農政にも出てくるでしょうし気になります。ええ、百姓の取るに足らない小さな戯れ言です(笑)。

23日(水) 二十四節気の「処暑
 地域の地蔵盆。うちはもう小さな子どもはいないのだが、孫のこともあるのでお供えをしておいたら、子どもたちがみんなでお下がりをもってきてくれました。

 大豆の畦畔の草刈り。それから田回りして田んぼの水を止めたり、尻水戸を切ったり。稲刈りにむけて田んぼの土を乾かさないといけません。
 一番最初に植えた「コシヒカリ」はずいぶんと登熟してきて、黄色くなってきています。稲刈りの準備、どんどんすすめなくては。



↑最初に植えた「コシヒカリ」。登熟が進んできてうれしい。すこし倒れかけているところもあるのだが・・・。
↓「秋の詩」の遅く植えたのも、出穂してきて花が咲いていました。

24日(木)
 朝から雷。そして雨。
 さて。