現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

枝豆と「白骨の御文章」とCandy's Room


↑本当は湯気があがっていたんですが、なかなか湯気は写らない(笑)。

4日(水)
 朝のうち精米など。お昼前から籾擦り。どうもお天気が不安定でときどき雨が降ったりして迷ったけれど、15時から稲刈りにでる。田んぼ一枚だけ刈る。
 夕方、枝豆をとりに有機の圃場へ。草の中から豆をさがして採ってくる。すぐに莢をちぎって、塩茹でにする。うまい。むふふふ。うちの大豆だと一つの莢に二つの豆が基本だが、三つ豆のあるやつを見つけるとちょっとだけうれしくなる(笑)。豆は膨らんでちょうど枝豆として食べごろか。でも自然のものなのでまだ膨らみの足りないものもあったりして、なかなかきれいに揃わない。ま、でもそれで普通ですよね、当たり前のこと。ああ、それにしてもなんでこんなにうまいんだ。自分でタネを播いて、草刈りして、世話して大きくなってきたのをいただいてるわけで、うまくないはずがないんだが、やっぱり僕は鮮度ということを考えてしまう。採りたて、茹でたて、湯気をあげてる熱々の枝豆ですからね。ま、うまくないはずがないんですが。

5日(木)
 今日は同じ村の親戚のお葬式にでる。お葬式と初七日。享年97歳。いろいろ思い出すこともあって、お礼を胸の内で述べてきました。初七日の法要では「白骨の御文章」が読まれました。いつ聞いても、なんど聞いても、心ふるえますな。

 このところずっとブルース・スプリングスティーンを部屋でもクルマの中でも、なにか音楽を鳴らすときには聴いています。ローリング・ストーンズスティービー・ワンダーなどとともに、レコードの歌詞カードを読みながら聴いた青春の音楽ですな。たとえば。
    She has fancy clothes and diamond rings
    She has men who give her anything she wants, but they don't see
    That what she wants is me
    彼女は手の込んだ服とダイアモンドの指輪をしている
    彼女には彼女の何でも欲しい物を与える男がいる。でも奴らには見えない
    彼女が欲しいのは俺だということが


↑1978年の若くてまだ細めのボス。かっこいいぜ。