Miles Davis Gil Evans Orchestra
MILES DAVIS INTEGRAL 1957 - 1962
それとGil Evans Orchestraと一緒にやっているのがたくさん入ってます。昔、ああ、ホントに昔のことになってしまったけれど。ギル・エバンスの音について議論したことがあります。議論といっても、好きか嫌いか、ということですけど。僕はどうももう一つ好きになれないと言いました。同じ不協和音でもセシル・テイラーとかセロニアス・モンクとかの不協和音なら、なんとなくなじむ感じがするんですけど、ギル・エバンスのは、どうもとげとげしい感じ。みたいなことを言ったと思います。話した相手はジャズ喫茶でアルバイトをしている少し年上のKさん。カウンターの向こうからコーヒーを出してくれながら「そう?ギル・エバンス、カッコいいと思うけどなぁ。テンションのかかった和音がクールですね。マイルスのミュートをかけたトランペットにぴったり。モンクはともかくセシルテイラーは、僕はちょっと苦手かな。」と言うのでした。Kさんにそう言われると、そういう気がしてくるのですな(笑)。
僕はKさんとの会話で、初めて「テンションのかかった和音」という言い方を知りました。
昔のことって、あるきっかけで一つ思い出すと次々と思い出せたりするんですよね。昨日、一昨日のことが今では何一つ思い出せなかったりすることもあるのですが(笑)。Kさんとの会話はたぶん42年前のできごと。
もうひとつ。
このタイトルが “ INTEGRAL” となってますよね。それでまたもや昔の記憶が蘇ってきました。高校時代の数学の記憶。ああ。二年生の時に微分積分を習いました。ええ、さっぱりわかりませんでした(笑)。ただ積分の計算式で、数学の先生が「インテグラル」「インテグラル」「インテグラル」とおっしゃっていたのだけよく覚えています。積分の式では筆記体で大きな「I」の字を書きますね。あれが「I」で、「インテグラル(INTEGRAL)」の頭文字の「I」であることや、「インテグラル(INTEGRAL)」が「積分」という意味であることも、のちのちになって知ったというか、覚えました。「覚えました」と自慢気に書きましたが、ずっと忘れていて、さっき不意に思い出したのでした。数学先生の顔と共に(笑)。数学の積分の授業は45年前のできごと。なんてスバラシイ記憶力なんだ!(笑)
昨日は指導農業士会の研修会と懇親会。
そのほか精米と発送と大豆の乾燥等の日々。