現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

元日の大地震にびっくりしたことと数の子と「次は京都で会おう」


↑次女が大晦日の夕方の散歩の時に撮影したビビ号。

2日(火)
 朝からよい天気。
 しかし、昨日の地震にはびっくりしました。当地も緊急地震速報が携帯で鳴るのとほとんど同時に微震動のあと大きく長く揺れました。震度4。棚からモノが落ちるというようなことはなかったですが、揺れが長くて不安になりました。
 石川や富山には学生時代に仲良くしてもらった人が何人か暮らしているし、能登もテントを担いで一週間ほど歩いて旅したり、ドライブしたこともあるので、なんとなく地理もそこそこわかっているので、ニュースで入ってくる映像やアナウンサーの声にドキドキしたりする。
 連絡がすぐにつきそうなのは氷見に住むK君だが、K君にしてもここ数年ちゃんと連絡をとっていないので、安否を問うのも気をつかう。家族や親戚なら何の問題もないけれど、普段から連絡を取り合っている仲でもないので、ちょっと中途半端な気もするし、もし本当に大変な事態だったら、安否を知らせている場合でもないし、なんともなければ、なんだい急に、と思われるのもどうかと思うし。それで携帯の電話番号にメッセージだけ入れておく。しばらくしたら電話がかかってきた。家族みな無事とのこと。激しい揺れで、家の中はめちゃめちゃになったけれど、家はつぶれていないし、電気も来ていて暖房も使える。お正月で食料もあるとのこと。ただ水道は出ていないし、道路がけっこう傷んでいるとのこと。近所の誰も住んでいなかった古い木造住宅は壊れている。海はすぐ目の前だけど海抜は10mほどあるので、津波は心配ない。というようなことから、あれこれいろいろ話す。なんとなくホッとすることができた。K君も話ができて良かったと言ってくれてありがたい。
 とはいえ輪島市珠洲市の映像が流れると胸が痛む。こういうときのために税金を存分に使ってください。
 大きな余震も続いているので、もちろん安心はできないが、このへんでなんとかおさまってほしい。いや、ホンマ。

 午前中はすこし事務仕事。
 昨日は次女を駅まで送るので夕方まで飲めなかったので、お正月なので、遠慮なく飲みたくなる。お酒は買ってあるけど、数の子を塩抜きしていただく。毎年のように書いているけれど、あたしゃぁ、お節料理の中では数の子が一番好き(笑)。あんなん、うまいかぁ?とおっしゃる御仁もおられるが、疑問に思う心持ちがさっぱりわからない(笑)。ただ、塩抜きの時間が多すぎるのかなぁ、塩気のない柔らかめの、あるいはだしで味付けした数の子もあるが、はいはい、そういうのでなく、今、塩抜きをしたばかりというパリパリの数の子かつお節をかけて、ちょっとしょう油をたらして、パリポリ口の中で何度もパリポリさせるのが大好き(笑)。新婚時代、ああ、新婚時代、うちの奥様は私が長いこと数の子を口の中でパリポリさせているので、驚きつつよく笑っていた。たぶん私もよく笑っていたと思います(笑)。いや、ノロケ話ではなくて、数の子が好きだという話です。好きなのは奥さんじゃなくて数の子かい!というツッコミは、お正月だしご遠慮願います(笑)。

 そういえば俵万智『アボガドの種』(角川書店)読了していました。個人的には前半に好きな歌が多かったように思います。真ん中あたりのシャルドネのシリーズも好き。五首だけ抜き書きします。


↑いや、第二歌集も持っているんだなぁ、なるほど。
最後の「月が明るい」の歌は、どう考えてもベッドルームからの眺めだよなぁ。そうじゃない?いや、べつにいいんですけどね。知らんけど。そうか「次は京都で会おう」と誘うのか、勉強になるなぁ(笑)。私の場合、言った瞬間に色あせそうだけど。
短歌は俳句と比べてこういうわかりやすさが魅力でもありますね。もっとも新鮮でわかりやすい短歌を詠むのに技術がいるのは当然ですけど。
と、文末全部「ど」「けど」になってしまいました。うーむ。知らんけど。