現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

旅の終りとビールと映画と読書


 どうも二酸化炭素だけでなくて窒素も含めるようにして高気圧にして細かな泡を生むらしい。まあ、ギネスにはいろんな種類があるからなぁ。ええ、アイルランドのビールだけど。ムコ殿のお父さんと話したときにビール談義になったが(スマホの翻訳機能を介して)、ギネスを飲んだと言うと「ギネスはどうだった?ウマイよね。でももっときつくて濃いのもたくさんあるんだけどね。」「スーパーで買ったTangleFootがおいしかったです。」「TangleFoot?知らないなぁ。」ということでしたが。スーパーにはクラフトビールもたくさん売られていました。パブではなんだかみんな日本のビールより色の濃いのをみなさん飲んでおられたような気がしますな。名前、いろいろ聞いたんだけど、思い出せない(笑)。ムコ殿は瓶入りのコロナビールにライムを瓶の口から入れてラッパ飲みするというスタイルが好きだと言ってました。うん。たしかにうまかったです。コロナはメキシコのビールですけどね。

 そんなこんなで日本に帰ってきました。行きも帰りも羽田とヒースローの直行便でしたが、行きはベーリング海から北極を通ってグレートブリテン島に北から入ってロンドンに。14時間の飛行。帰りはロンドンからユーラシア大陸のロシア国境線の南を通りました。ジェット気流に乗るからか13時間の飛行時間。行きはずっと夜でしたが、帰りは中央アジアの山々の上を飛んだりして、十代の頃、井上靖の西域モノを読んだものとしては、なかなか感慨深いものがありました。
 機内では長いので映画を観たり、本を読んだり。『春に散る』『ミステリと言う勿れ』『湯を沸かすほどの熱い愛』・・・あと他にも観た気がするがうつらうつらしたりしたので思い出せない(笑)。あと孫といっしょに子ども番組をいくつか観る。バスやショベルカーみたいな乗り物関係が好きみたい(笑)。
 ヤマザキマリの『パスタぎらい』『貧乏ピッツァ』(新潮新書)を読了。両方ともおもしろかったけど『貧乏ピッツァ』の方がはるかに文章の深み(?)があっていい。ま、ウェールズに行くのにイタリア関係の食べ物の話を読むのも変だけど(笑)。でもカーディフのスーパーではビールの他にチーズや蜂蜜の棚もずいぶん長く眺めてました。チーズはブルーチーズを買ってみてホテルの部屋で食べてみたけど、おいしいけど、やっぱり塩味が強いなぁ。パンには合うのかもしれないけれど。その後は村上春樹の『街とその不確かな壁』を読みはじめる。ああ、村上春樹の世界。どうも身体になじむ(笑)。ウェールズでは石積みの古城を観たりしたので、なんとなくイメージがつながる(笑)。カーディフ城には図書室もありましたしね。1200枚の長編小説なんですが、思いのほか紙が薄いのが気になったりする(笑)。ま、一冊本にしたかったんだろうな。2/3ほどまですすんだところで羽田に到着。その後は精米や発送のバタバタで読めてないので、続きがとても気になっている。

 28日の夕方ヒースローを発ったのに、羽田に着いたら29日の夕方で一日どこかにいってしまったような感覚(笑)。
 と、あれこれバタバタと「現代田んぼ生活 辻井農園日記」を旅をしながら書いてきたのも、考えてみたら異常なことのような気がして、我ながら笑える。読んでいただいてありがとうございました。って、まだまだ「現代田んぼ生活 辻井農園日記」は続くと思います。たぶん(笑)。