現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

家族でファミリーレストランにいく

午前中雨。午後はすこしましになる。
次男と次女は春休みで短期のスイミング教室にいく。
部屋の整理の続き。
長男の誕生日で、夕方、家族で食事に出る。長男はわりと好き嫌いが激しいので和風のファミレスへ。家族八人が八人乗りのワゴンに乗ってファミリーレストランに繰り出した。
蕎麦もうどんも寿司もポテトフライも唐揚げも茶わん蒸しもビールも日本酒もとにかくなんでもメニューにあるのだ。うーん、いや、ないものもたくさんあるわけだけれど。家族がそれぞれ大きなカラー写真付きのラミネート加工されたメニューから好き勝手に注文し、次々と料理が運ばれてきて、八人が囲むので、二つくっつけたテーブルの上がいっぱいになる。小学生から八十代まで八人家族全員の胃袋をにぎやかにおいしく満たしてくれてありがたいことでありました。


だがしかし、なんでもあるということはなんにもないということでもある。


ちゃんとした蕎麦、ちゃんとした寿司、てんぷら、ステーキ、パスタ、それから渾沌たる中華。世の中においしいものはたくさんあるが、なかなか外へ連れ出して、親が子どもにあれこれ食べさせておいしいものや作法なども教えてやるなんてこともできませんなぁ。まあ、こういうものは自分で食べにいかないと身につかないものでもあるわけでしょう。子供たちにはいつか大人になって、自分でおいしいものを食べたり、見つけたときの感激を残しておいてやらないといけませんな。ですから毎日の家庭の食卓こそが大切です。などというのは親の負け惜しみにも聞こえるのだろうか。ただ、お米、ご飯だけは毎日おいしいものを食べさせています、と自信を持って言いたいところ。
まあ、額に汗して働いて、空腹の胃袋なら、どんなものでもおいしい。大好きな楽しい仲間といっしょにする食事ならたいていのものはおいしい。そういう基本は忘れないでいてほしい。
せっかく家族みんなで楽しく食事ができたのにつまらぬことを書いてしまった。開高健のせいか?いやはやでもあり、やれやれでもある。