現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

おこないさんと『デカワンコ』


12日(土)
午後から明日のおこないさんの準備。提灯を出してきてあげ、幕をおこない宿の家の玄関に引き回す。三方に洗米と鏡餅をのせ、かわらけやら徳利を洗い、美濃紙を折って徳利の栓をつくり、墨痕鮮やかに組名を半紙に書いて(これは僕ではありませんが)鏡餅の前に垂れ下げ、・・・あとなにしたかなぁ。で、夜の組の総会とおこないさんの玉籤に備えました。
夜は組の総会と玉籤。


画像は12日の朝の堤防の道なのだが、左の奥の真っ白い山が金糞岳です。今年は大雪なので、いったいどれくらい積雪があるのだか。昔まだ若い頃、冬の金糞岳に登りにいったのでしたが、スキーもカンジキも持たずにいったので、途中で身動きできなくなり、退散して降りてきたことがありました。


13日(日)
うちの地域のおこないさん。朝から梅干しを焼いて福茶を出す。ちょうどみんなが集まってくるときに吹雪きましたが、10分ほどでやむ。お宮さんにみんなで鐘を叩きつつお参りし、式典。その後お神酒をいただいて、直会へ突入。僕は当番組なので、あれこれ座の中に入って、杯を回したり、飲んだりして、大いによばれ、いささか飲みすぎる。最初から最後まで燗した日本酒だけ、というのがいささかしんどいことのようにも思えてきたりする。鏡餅を切って持って帰っていただく。
午後、おそくからおこないさんの後始末。杯や徳利などの洗いものをして、提灯やら幕やら三方やら鐘を片付ける。
家に帰ってきてからは、ぐるぐる目が回るような気がして、爆睡。気がついたら、テレビで『デカワンコ』をやっていた。


大阪城ホールテイラー・スウィフトのコンサートがあって、長女が友達と観にいってきた。チケットは僕がYahoo!のオークションで買ってやったが、S席8500円である。前から23列目の席だ。前から2列目の席もオークションに出ていたのだが、こっちの方は値が跳ね上がりそうなので、23列目を狙ってみたのでありました。
長女はコンサートに行くなどというのは初めてなので喜んで帰ってきた。「どうやったンよ?」と聞くと「うん、やばい」ということでした。
テイラー・スウィフトのDVDも長女が観ている横から何度か観たりしたのだが、田舎のオッサンの目には楽曲も衣装もレディ・ガガよりはわかりやすくて親しめるような気がします(笑)。


デカワンコ』がいいというか、おもしろい。初回から子どもたちが録画して見ていたのを横から一緒に見ていて気に入っている(本当は第二回から観たのだが、初回はオンデマンドで観る)。昔の『太陽に吠えろ』の音楽なんかも出てくるし、コメディなんだけれど、シリアスな刑事ドラマ風味付けのコメディを俳優さんが楽しんでやっている気配がいい。役者はみんな、カメラが止まったら、苦笑いしてるんじゃないかと。多部未華子がいいのはもちろんだけれど、吹越満大倉孝二伊東四郎上田耕一もいい味です。でもこういうドラマは俳優としての力が必要なんでしょうね。その点、沢村一樹石塚英彦にはもう一皮剥けて欲しいと思ったりしています。


14日(月)
バレンタインデーですね。
朝から二日酔い気味で、ぼんやりしているような。天気予報通り、午後から急に冷え込んできて雪となりました。
村上春樹の『雑文集』を読みつつ、頭が重いのをうっちゃる。


そういえば、このところ毎朝のように犬の散歩の時にキツネを見る。堤防の道を歩いていると、住宅の地域から少し土の見えてきた田んぼを堤防の方へひょこひょこ歩いてくるのだ。体が細長いし尻尾はふっくらと大きいし、キツネです。


今日は句会の投句の締切だ。弱った。ひねり出せるか。