現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

ダシをとる暮らしと味覚を育てること

iPhoneのアプリ「radiko」を入れてみた。3G回線やWi-Fiを通してラジオ放送が聴けるというもの。パソコンでもサイトからそのまま聴けますね。滋賀だとABCラジオMBSラジオOBCラジオ大阪FM COCOLOFM802FM OSAKAラジオNIKKEIKiss FM KOBEe-radio FM滋賀の九局のラジオが聞けるらしい。うーむ、聴いたことないラジオ局がほとんどだが、FM放送が充実しているのはよさそう。でもα-stationがないがな。ラジオNIKKEIって競馬中継していたような。あ、してますがな。これはこれは。うーむ、ツライ!ツロノーテカイ(笑)。


ネットをあちこち見て歩いているうちに「朝日新聞ビートルズ世代に贈る、こだわりエンターテインメントサイト Do楽 どらく」というのを見つける。うーむ。そういうサイトなのか。いや、僕はビートルズ世代ではないんですけれど。
その中で「地球発 週末アジア旅 金子光晴『マレー蘭印紀行』の世界を歩きたい」とういのがある。そういう世界があるなら歩きたいぜ。ライターは下川裕治氏。写真は発色が美し過ぎてどういうわけか僕の金子光晴『マレー蘭印紀行』の印象とは違うのだが、週末にふらりとアジアの町を歩いてみる、というようなことができるならしてみたいな。値段もそれほど高くはないみたいだし。って、現実的には無理か。


うーむ。ニール・ヤングが怖い顔をして登場している。

菊正宗酒造社長 嘉納毅人氏が『日本農業新聞』にこれも数日前に登場していました。以下その要約。

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日本人にとって米は、農業はもちろん、食文化を語る上で切っても切り離せない存在だ。ご飯を中心とした伝統的な食事は、日本人の健康を支えるうえで極めて重要だ。ところが、そんな米の価値が日本人の中で置き去りにされ、消費量は減少の一途をたどっている。特に若い世代ほど消費量が少なく、危機感を抱いている
米の消費量が減った原因の一つは食生活の変化にあり、とりわけ家庭で出汁(だし)を大事にしなくなったことにあるだろう。出汁はそれ自体おいしいが、他の食材の美味しさを引き立てる力がある。出汁を使った料理はご飯とよく合うし、日本酒とも合う。それぞれの家には「おふくろの味」としての出汁の取り方が、娘さんやお嫁さんに伝えられていった。そんな風習も薄れた。
太平洋戦争後は、食事のあらゆる場面で「塩分過剰」が叫ばれた。代わりに増えたのは、油を使った料理。油を使えばたいていの食材をおいしく感じてしまうから、おかずばかり食べてご飯を食べなくなってしまう。油脂も一定量の摂取は必要だろうが、大量になれば味覚を劣化させ、肥満などの健康問題も引き起こす。米消費拡大には、出汁の文化を復活させる努力が必要だ。
国民の味覚を育てることではフランスが熱心だ。食料自給率が高く食育の先進国でもある。1990年代から国を挙げて、シェフなど食の専門家が小学校を訪れて味覚を磨く授業に取り組んでいるという。日本はどうか。食育に対する認識は高まっているが、地元産農畜産物の使用拡大や栄養バランスの正しい知識の普及にとどまっている。
「味の秘密はどこにあるのか」「どう調理すれば美味しく感じるのか」「美味しく感じる料理の温度は何度か(私の持論では、ご飯が最も美味しく感じられる温度は60度です。)」といったところまで踏み込めば、食に関する興味が深まり、国産のおいしさが分かり、ファンを増やすことにつながるだろう。味覚の能力を磨き国産のファンを作ることが輸入農産物から国内農業を守る最大の障壁になる。味覚を育てる教育は、まずは学校給食を通じて取り組んでもらいたい。
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ここのところお昼とか夕食の少し前に子どもたちと一緒に湯豆腐をすることが多いのだが、湯豆腐の時は昆布出汁。昆布から出汁をとるなんてことも、自分で湯豆腐をしたからこそ僕も覚えたのであって、まだ自分でかつお節を使った出汁はとったことがないです。今までから何度も鍋や吸い物を食べたり飲んだりしてきたのだが、自分でちょっと出汁をとってみたりすると、味わい方が変わってきますね。湯豆腐でも昆布出汁が豆腐の旨味を引き立ててるよなぁ、と、今さらながらしみじみ思ったりなんかもするのでありました。
うーむ。僕は漬物が大好きで、ご飯のおかずも酒のあても、うまい漬物があれば、充分なのだが、上手にとった出汁でお吸い物というのも、ご飯にもお酒にも、あうものでありましょうなぁ。って当たり前だけど(笑)。
昔、パソコン教室で講師のアルバイトをしていた時、ブラウザの使い方なんかを説明する時、一番よかったのは料理のレシピのサイトをみることでした。今晩食べたい料理やおかずをまず思い描いていただいて、あちこちサイトを検索して、レシピのサイトを二つか三つ探していただき、サイトを保存し、プリントアウトする、という一連の作業の中で、ブラウザの使い方を覚えていただきました。レシピのサイトはとてもたくさんあって充実してますよね。


そういえば、最近はあまり名前を聞かなくなりましたが、壇一雄の『壇流クッキング』。僕も名前だけは知っているが、読んだことはない。うーむ。でもすごく耳に残っているなぁ、『壇流クッキング』。しかしそういえば『火宅の人』も読み切っていない。うーむ。どうなんだ壇一雄