現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

よい天気がつづいてあれこれ田植えの準備


26日(日)
晴れる。よい天気。暑いぜ。


朝、苗が緑化してきたので、プール苗代のオレンジ有孔ポリをはずし、黒色の不織布をはずす。そしてプール苗代に水を入れる。


で、終日、「こなし」作業。
夕方、日没前に一枚起こす。


昨日書くのを忘れたのだが、NHKの“超絶 凄(すご)ワザ! 「真球頂上決戦〜日本VS.ドイツ〜完結編」”という番組で、ドイツのシェフラーというメーカーと日本の若き職人が真球を目指して、おのが技術を競い合う番組を観た。うーむ。


で、勝負の結果は・・・。
あたしゃ、また泣けました。この二人の兄弟の若き職人は、自分の仕事に対して、自分の指先の感覚に対して、もちろん、自信も誇りももっているのですが、じつにウブなんです。勝負の時には二人とも顔がものすごく紅潮しているのです。中学卒業と同時にこの仕事に入り、若いけれどもすでに二十年の経験をもち、自信はあるのです。でも、世界的な大メーカーを相手に恥ずかしいことにはなりたくない、という自負と不安が、その紅潮した顔から伝わってくるのです。いい番組でした。三度、テレビに向かって思わず拍手する場面がありました。



27日(月)
長浜でも26.5度まで気温が上がったとのこと。フェーン現象も手伝って、全国各地で今年最高の気温を観測。
僕もTシャツ一枚で作業。


田回りの後はトラクタで荒起しなど。
あ、そういえば、お昼に奥さんのクルマのタイヤをノーマルタイヤに交換。そしてオイル交換も。


夜は寄り合い。


28日(火)
今日もよい天気。風もあまりない。
朝は田回り。
新しく作らせてもらうことになった田んぼはいろいろ問題点はあるのだが・・・。どうも水路の設計が悪かったのか、用水路が低いので、田んぼに水が落ちない、入らない、という妙な田んぼが二枚あり、ちょっと難儀している。仕方がないので、用水路にたくさん水を引っ張ってきて、水口のところに板を置いて用水路の水を横ドメして、無理やり田んぼに入れる。水路の水を横ドメしてしまうので、水路の下には水が流れなくなってしまうので、下の田んぼには迷惑な話だが、そうしないと水が入らないのだから仕方がない。やれやれ。いやはや。水の管理がややこしくなりそうだな。



午前中は畦畔の草刈り。田植え前なので畦畔の草には除草剤をかけるのが当たり前になっているが、ま、除草剤を使わない、と決めたので、ま、ギュンギュンと草を刈る。田植え前なので気兼ねなく刈払機を動かせるし、田んぼの中に入って刈れるし、春の草は柔らかいし、あんまり大きな手間ではない。ま、暑くて大汗はかいたけど(笑)。


草刈りの時に青くて真ん中がちょっと黄色い小さな花を見つける。きれいで思わず写真を撮ったが、名前はわからない。


午後はトラクタで「こなし」作業。午後は薄雲が広がってきましたな。


というわけで、今、金麦をプシュ!とやっている。


もうすぐ憲法記念日


27日の日本農業新聞のコラム。