現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

アクセスの遮断と山崎努『柔らかな犀の角』読了


えーっと、ここ四日ほど、このブログへのアクセスができないようになっていました。半月ほど前にも、少し書いたのですが、2014年の3月5日に「まどみちおの詩」という記事を書いたのですが、その中で、まどみちおさんの作詞の童謡というか唱歌というのか、「ふしぎなポケット」と「ぞうさん」の歌詞を無断で載せたのです。私の失態その1。
で、半月ほど前に一般社団法人日本音楽著作権協会JASRAC)からブログを運営している会社「はてな」に私の記事への削除要請があったようです。で、どうするのか、私に回答を求められたのですが、回答するのを忘れるという私の失態その2。
今回はJASRACから「はてな」への削除要請リストが大量にあったようで、「はてな」としては、それぞれを一つづつチェックすることもできなかったようで、回答のないものについては、一斉にブログへのアクセスを遮断することになったそうです。
何人もの方から、「リンクが切れてる、って表示されて見られないよ?」「どうした?」「ブログやめたの?」などとご心配をおかけいたしました。そういうわけで著作権を守っていなかったので叱られていた、というところでした。
またぼちぼち辻井農園の様子を書いていくつもりですので、よろしくお願いいたします。


30日(土)
お米の精米など。
夜は寄り合い。
深夜にサッカーのアジアオリンピック予選の決勝戦を観る。最初はどうなることかと思いましたが、後半、相手がちょっと疲れましたね。でも立て続けに三本のゴール。見事でした。


31日(日)
よい天気でしたが、家でうだうだ。
お昼は奥さんがハムとホウレンソウ(?)のスパゲッティをつくってくれた。うまい。昔、村上春樹の影響でスパゲッティにはまったことがあったなぁ。ま、当時は、なんにも料理の知識もないので、バターとバジリコスパゲッティ(茹でたスパゲッティに、バターとバジリコの粉をまぶす)とか、バターと黒胡椒スパゲッティ(茹でたスパゲティに、バターと黒胡椒をまぶす)とか、ま、デュラム小麦の味を楽しんでいたわけではないのですが、・・・。


1日(月) 
今日から二月。旧暦では師走の二十三日ということらしいです。立春は4日です。もうすぐ、暦の上では春。
午前中は精米など。
午後、長浜の街中に出ることがあったので、ついでに慶雲館の盆梅展を見てくる。いいですねぇ、盆梅。何度か梅の入れ替えをなさっているようですが、たまたま今日は花が満開をすぎている鉢が多かったような。暖冬でなかなか管理も難しいのでしょうね。盆梅展の期間もそこそこ長いので。でも会場は梅のいい匂いで充ち満ちてました。春のにおいですな。去年は抹茶だったが、今年は梅茶をいただいて、二階から庭なども眺める。


山崎努『柔らかな犀の角』(文春文庫)読了。2006年の9月から2013年の9月まで「週刊文春」で「私の読書日記」のコーナーに掲載されたものをまとめて文庫用に加筆したものだそうです。おもしろかったです。楽しめました。書評なのですが、エッセイ風になっています。読んでみたくなった本もいくつもメモしました。読めるかどうかはともかく。文章に味があります。
山崎努は黒澤の『天国と地獄』(1963)の犯人役で出ていたのですが、90年頃になって初めて観たときは、山崎努だと気がつかなかった。もっとも大きなサングラスをかけてたし。でも80年頃に急に人気出てきた感じではないですか?高校生の頃までは山崎努って名前知らなかったような気がするし。ま、僕が知らなかっただけなんでしょうが。あの顔ですし、なんか鬢(びん)のあたりで乱れた髪が恐いですよね、そんなことないですか(笑)。


そういえば、長浜の街中に出る途中、北陸本線の長浜虎姫間で、線路脇の道を走っていたら前方にものすごい煙を発見。「!!?!!、火事!?」と思ったら、国道八号線の高架をくぐって急に蒸気機関車が飛びだしてきた。「わぁっ!」と慌てて田んぼ道に車を入れて、踏み切りのところでスマホで撮影開始。で、シートベルトをはずして外に出ようとカチャカチャしてたんだけれど、間に合わず、SLが目の前を通過。石炭の煙の匂いがむーっとして、機関車はもう煙で見えなくなってしまいました(笑)。土日にはときどき「SL北びわこ号」が走っていたりするんだけど、今日は平日だしなぁ。しかもけっこうなスピードだし。客車は一両だけだし、後ろに電気機関車がついていたしなぁ。
ちなみにこの動画をFacebookで公開したところ、この機関車はふだん「SL北びわこ号」で牽引しているC56ではなく、C57だと、すぐに教えていただきました。動体視力、さすがです。