現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

ラジエーターに穴が開いたこととベン・スティラー監督『LIFE!/ライ

ベン・スティラー監督『LIFE!/ライフ

陽射しは出たが、北風がとても強く寒い。今日も北風に雪がまじる。


長男が使っているジムニーが昨日から調子が悪いのだが、どうもラジエーターに穴が開いたらしく、水がなかった。もう少しでエンジンが焼き付いてしまうところだったが、なんとかエンジンは無事だったようだ。さて、・・・。
以前は奥さんが乗っていた古いジムニーなのだ。もう20年近くになるかも。ま、あちこちがたが来るには充分な時間ですわな。僕のルシーダもすでに充分な時間が経っているけど(笑)。


ベン・スティラー監督『LIFE!/ライフ』(2014)を観る。1939年に発表されたジェームズ・サーバーの短編小説『虹をつかむ男』を原作とするダニー・ケイ主演映画『虹を掴む男』(1947年公開)のリメイク作品であるらしい。そうだったのか、『虹をつかむ男』は読んでもいないし観てもいない。うーむ。
主演は監督のベン・スティラー。うーむ、最初の一時間ほどは、なんだ?この映画は、と思っていたけど、後半45分程がだんだんよくなってきた(笑)。ショーン・ペンとかシャーリー・マクレーンとか、なかなか味のある役ですな。
主人公は雑誌『LIFE』の写真管理部で働く冴えない男なのだが、それがどうもだんだんいい男になっていくという映画です。ライフ誌は休刊されて、新しくライフデジタルというものになるので、社員は整理され、ネガの管理をする仕事もいらなくなるわけです。
ライフ誌の標榜するスローガンが登場する。

   “To see the world,
    Things dangerous to come to,
    To see behind walls,
    To draw closer,
    To find each other and to feel.
    That is the purpose of life.”
なるほど。頭にTで韻を踏んでいるわけですな。
   「世界を見よう
    危険でも立ち向かおう
    壁の裏側を覗こう
    もっと近づこう
    もっとお互いを知ろう
    そして感じよう
    それが人生の目的だから」
なるほど。写真雑誌、グラフ雑誌にふさわしい標語ですな。いいねぇ、悪くない。
あと「美しいものは注目を嫌う」とか「嫌なやつにはなるな」というセリフも出てきたり。「嫌なやつにはなるな」というのは、落語の米朝さんが常々弟子に教えていた言葉だそうです。なるほど。嫌なやつでは笑いはとれませんわな。
フリーのプロカメラマン(ショーン・ペン)がヒマラヤの雪ヒョウを狙うのに使っていたフィルムカメラニコンのF3/Tでした。やっぱり過酷な状況ではF3のチタンですかね。


そういえば、昨日、Facebookのお友達から教えてもらったニュース。
「水道法改正案を今月に提出へ!水道事業の譲渡と追加 条件付きで事業委託が可能に」
それから今朝は日本農業新聞に載っていた記事。
「種子法廃止に慎重論 基礎食料 安定供給損なう恐れ」
水とか種とか、外資のグローバル大企業に握られて苦しんでいる国があるのを知っているので、百姓としては、なんだか心配。