現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

ちょっと積雪と『バーニング・オーシャン』とラタン・ラル氏のインタビュー記事








 昨日はまあ雪が降ったり止んだりですが、あんまり積もらなかったですが、夕方からそこそこ降り出して、朝起きたら3センチほどの積雪。いや、5センチほどのところもあったかも。
田んぼは真っ白になっていましたが、すぐに晴れてきてお昼には概ねとけてしまいました。
 いつものように朝の散歩をしながら写真を撮ったりしていたのですが、庭の梅の木のほうへまわってみたら、紅梅が三輪ほど咲いていました。うーむ。今年は間違いなく暖冬だと思いますが、やはり、ちょっと早い開花だと思います。


 ピーター・バーグ監督『バーニング・オーシャン』(2016)をiTunesで観る。
 2010年のメキシコ湾原油流出事故をもとにした災害パニック映画とのこと。ま、どこまでがドキュメンタリーなのか、はっきりとはしないが、迫力ある映像で観ていて身体がおもわず動いてしまう感じでした。『バーニング・オーシャン』ハリウッド映画らしいド派手な名前だし、ここのところ日本の古い映画やドラマばかり観ていたので、画面がきれいで、ドキドキさせられておもしろく楽しめました。CGもたくさん使われているんだと思います。ウィキによると “メキシコ湾沖合80km、水深1,522mの海上で海底油田掘削作業中だった、BP社の石油掘削施設「ディープウォーター・ホライズン」で、技術的不手際から掘削中の海底油田から逆流してきた天然ガスが引火爆発し、海底へ伸びる5500mの掘削パイプが折れて大量の原油がメキシコ湾へ流出した事故。” ということになります。そういわれてニュースを思い出したような気になってきましたが、日本ではあまり報道されなかったのかも。そういや油田の井戸を掘る技術者たちが宇宙へ行って小惑星の内部に穴をほって爆発させる映画ありましたね。なんだっけ。ブルース・ウィリスのやつ。あ、『アルマゲドン』だ。これも「穴掘りのプロ」たちの話なんですが、穴掘りに関しては素人の私にも、もう少しなぜ原油が吹き上がってきてしまったのか、どこに問題があったのか、をもう少し丁寧に図入りで説明してほしかったなぁ。
 大企業のBP社とその下で海底油田の井戸を掘る技術者たちとの間に確執があれこれあったのはわかったけど。そういう構造は海底油田掘削作業の現場だけでなく、原発事故の現場でもあったことだろうとあれやこれやと思わせられる。
 それから事故現場から我先に救命ボートに逃げ込み、ボートを急がせるもの。仲間を助けに戻るもの。自分が逃げる途中で仲間の負傷者を見つけたら声はかけられても、一緒に連れて、引きずっていけるのか。とくに息があるのかないのか、よくわからない場合は、などと考えてしまいますなぁ。まあ、そういうような状況に自分がならないようにと思うけれども。



 そういえば今朝の中日新聞の滋賀版に昨日の『長浜盆梅展句会ライブ』の記事が載っていました。たぶん記者は午後の部に参加されたようで、午後の部の入選句が少し載っていました。うーむ。たぶん午後は「一物仕立て」でなくて「取り合わせ」で句会をされたようですね。なんだか句のレベルが午前の部よりすごく高くなっているような気がしました。午後の部に参加していたら入選は無理だったかも(笑)。



 それから日本農業新聞に土壌学者のラタン・ラル氏のインタビュー記事が載っていた。ちょうど今デイビッド・モンゴメリーの『土・牛・微生物』を読んでいるところなのだが、同じように不耕起栽培のことを話しておられますね。「収量最優先」の考え方の再考には賛成だが、僕は日本の田んぼは水を張ってつくる水稲の方が、日本の自然にあった作り方のような気がしますけれど。