現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

新年度のはじまりと歯医者さんで激痛にみまわれたこととウグイスとヒトエグサ

 今日から新年度。ま、百姓にはあまり関係がないけれど、でも家族のこともあるし、世の中のことに知らんぷりはしていられない。
 昼過ぎに農協に行ったら、なんだか懐かしい顔をいくつか見る。みんな新年度になって異動があったんですね。「再雇用になって、またここでお世話になります。」というMさんもおられる。なんと農協でも再雇用制度があるんですね。うちの農協は57歳で定年なのだそうです。なるほど。


 朝から雨。
 午前中は事務仕事。午後は農協へいったり、娘の迎えに行ったり、税務署にいったり、歯医者さんにいったり。

 今朝の中日新聞の朝刊は一面からはじまっていくつもの紙面で滋賀の「呼吸器事件」で大津地裁が「事件性なし」と再審無罪を言い渡した記事をたくさん載せています。滋賀版にももちろん大きな記事があります。滋賀県の病院で2003年、72歳の男性患者が死亡。看護助手だった西山さんが「人工呼吸器のチューブを外した」と「自白」して殺人容疑で逮捕され、懲役12年が確定し、2017年に満期出所したのです。同年、第2次再審請求審で大阪高裁が再審開始を決定して、今回の判決です。満期出所のあとですよ。
 滋賀県内の事件ですし、2003年の事件の報道も、満期出所しての再審開始の報道も、わりとよく覚えています。いろいろ不可解な事件だな、と思ったのもよく覚えています。考えてみればすさまじい人権侵害です。
 今朝の中日新聞の朝刊は一面に「真実の「ことば」探し続けます 平田浩二編集局長」という記事がありました。なんだか言い訳のようにも聞こえる文章なんですが、新聞の編集局長が「ことば」を大切にする、と書いているのですから、これ以上当たり前のことはないような気がします。でも新聞の編集局長がそう書かざるを得ないような日本の状況なのでしょう。例えば。森友事件の改竄で自殺された赤木さんの言葉とか。それに対する大臣の言葉とか。


 先日から奥歯が痛くなってきて、一昨日、昨日は痛くてその痛い歯の方ではモノが噛めない状態だったので、昨日の朝に電話をしたが、患者さんがすでに一杯で診てもらうのは今日になりました。
 あのですね、よく漫画で痛いときに足や手がビビーン!と伸びて稲妻マークが付いたりしますけれど、今日は歯医者さんの椅子で、何度か身体がビクン!となって足がビビーン!と伸びて持ち上がってしまいました。ええ、激痛で(笑)。すぐにゴメンナサイと先生がおっしゃって麻酔をしていただいたのですが、すぐには効いてきませんし、無意識に身体がビクン!となって足がビビーン!と伸びて持ち上がってしまうんですな。じんわり汗が自然と出てきましたわ(笑)。で、痛いんだけれども、自分の姿が漫画そのものなので、なんだか笑えてくるんですね、困ったことに。痛いのに笑えてくるので、これをこらえるんですけれど、痛みをこらえるのか、笑いをこらえるのか、わからなくなってきて、また笑えてきてお腹がピクピクしてくるし、先生にはよほど痛がっていると思われたのかもしれません。「麻酔が切れてきたら痛みがでるかも、その時はすぐに飲んでね」と痛み止め、それから「もし腫れてきたら飲んで」と抗生剤もいただきました。でもありがたいことに未だかつてもらった痛み止めの薬ってあまり飲んだことがないんです。たぶんビールのせいだとおもいますけど(笑)。


 今朝は雨の止み間に犬と三歩しましたが、ウグイスが盛んに鳴いていました。あまり典型的な「ホー、ホケキョ、ケキョ、ケキョ、ケキョ、ケキョ、ケキョ、」という鳴き方でもなかったのですが、ま、ウグイスです。あとヒヨドリとか。野鳥の姿をなかなか見つけれませんので、鳴き声だけでももう少し勉強しないといけないのですが。あと用水路の水の音も思いのほかたくさん録音されています。もっともiPhoneのマイクなので、もう一つなのは言うまでもありません。昔、SONYのデンスケというのがありましたな。1970年代の中ごろカセットデンスケというのも出ました。もともとオープンリールのデンスケがあったのですが、それはそれオープンリールでは使い難いですから、カセットテープ版が出たんです。同時にステレオ録音できるマイクとか、指向性のあるマイクとか、中学生の頃オーディオ雑誌でもけっこう賑やかに紹介されていました。って、今やカセットテープも通用するかどうかあやしいですけどね。そういえばDATのデジタルのデンスケが出たときも、ちょっと生録が話題になりました。今はリニアPCMレコーダーということになるのかな。


三分咲きの桜とウグイス20200401



 「アオサ」ってご存知?知り合いがときどき送ってくださいます。志摩産なんですが、正確には「ヒトエグサ(一重草)」というらしいです。これが、あーた、すごくいい香り。海そのものの匂いがするんですな。生ワカメといっしょにいただいたのですが(これも絶品。ポン酢でどんどん食べられます。)、このアオサ、みそ汁に入れてよし、うどんに入れてよし、卵焼きによし。お椀に塩昆布とかつお節とこのアオサを入れて、熱湯を注ぐと、まさに海のお汁です。