現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

精米と発送と配達と彦根城のお堀の雨の波紋と『隠し剣 鬼の爪』


 朝ご飯を食べる頃から雨。終日雨。台風14号の影響なんだが・・・。
 午前中は精米と発送など。
 それから農機センターのK君が、この秋から使っている精米機で、精米歩合の三分づきができない件で情報をもってきてくれた。今は三分づきの注文が入っていないので、まだ試してはいないのだが、一分づき、二分づきが出来そうなワザを教えてもらう。うーむ。


 午後は彦根のお客さんにお米を配達する。一年分を買っていただく。ありがたい。
 雨降る琵琶湖を眺めながら運転して、帰りは彦根城の堀の横を通って帰ってきたのだが、彦根城のお堀に降る雨もなかなか風情がありますな。車を止めて写真を撮ろうかと思ったりしたのだが、後ろに車が続いていたし、ま、ここで車を止めて、傘もささずに、スマホで何枚か写真を撮っているというのも、酔狂なことだという気がして、苦笑いしながら運転して帰ってきた。もちろん雨の彦根城のお堀に降る雨の波紋の様子の写真など、たぶんネット検索すればたくさんあるだろうし。


 帰ってきてから、台風14号対策で、長男と作業所の外に出していた塵埃対策のアレコレを撤収する。晴れていれば掃除しながらするのだが、今日は雨の中なので、掃除は二の次にして、取りあえず撤収。


 それから留守で持っていけていなかった地主さんのところへ年貢を納める。これで米で収める年貢は最後なので、あとはお金で収めるところへ振り込むだけだ。


 夕方から山田洋次監督『隠し剣 鬼の爪』(2004)を観る。うーむ。いい映画だなぁ。たぶん、これも四、五回は観ていると思うのだが、あたしゃ、永瀬正敏という俳優が好きだしね。もちろん松たか子も好きです(笑)。山田洋次監督の藤沢周平三部作のうちの二作目なんですが、やはり二作目なのでなんとなく手慣れた感じが出ていますね。
 ロケ地として彦根城が使われていますね。うーむ、だいたい彦根城が使われているとわかるんですけどね。午後見た彦根城のお堀の雨が思い出されました。
 映画はスバラシク、何度か泣かされましたし、一度などパソコン画面の前で拍手してしまいました。原作は藤沢周平の「隠し剣鬼ノ爪」「雪明かり」です。はい。両方ともそれほど長い作品ではありません。でも、隠し剣シリーズはどれもおもしろいです。「雪明かり」もいいです。