現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

寒いことと『ロード デスティニー・オブ・TTライダー』と役所回りと豆腐を箸でつまむこと


14日(火)
 寒い。朝から風が強かったですが、ときどき風に雪が混じって吹雪状態の時もありました。ま、積もりはしませんでしたが。
 朝のうちに精米など。

 昨日提出した書類に不足するものがあるということで、午後は農協へいったり市役所に行ったり。大津まで電話をかけてもらったり僕がかけたり。疲れる。

 ダーモット・ラベリー、マイケル・ヒューイット監督『ロード デスティニー・オブ・TTライダー』(2014)を観る。ジョイ・ダンロップ、 ロバート・ダンロップという兄弟。それからロバート・ダンロップの息子のウィリアム・ダンロップ、マイケル・ダンロップという兄弟。二世代のダンロップ家のまあドキュメンタリー映画。destinyって運命って言うような意味ですよね。

 ロードレースというと普通どうなんだろう、ダートではない、アスファルトで舗装された場所で行うレースという意味で使う場合もありますね、ですからサーキット、つまり閉鎖されたレース場でのレースもロードレースと言われたりすることもありますが、これは本当の公道を使ったレース。普段は普段は一般のクルマやバイク、自転車トラクタなどなんでも通る道を一時的に閉鎖して使うレースです。ですから道路脇に垣根やブロックや石の塀。電柱、標識、縁石などなどなんでもあるので大変危険。事故ったらそれこそ大けが、あるいは即死、というようなことになります。映画の中でも事故死するライダーが続出しています。
 あと観ているとバイクのメカニックもライダーが自分でやっている感じですね。プロライダーでも自分でやっている。昔の北野晶夫と同じですな。サーキットで行うグランプリレースならプロのメカニックもいますが。危ないです。命がけで走っているのはF1レーサーもGPレースのライダーも同じでしょうけれど、危なさは格段に上だし、そのわりにライダーたちはどれぐらいのお金を得ているのか・・・。うーむ。

 ウクライナのバイオリニストがロシア人ピアニストと日本で共演したとテレビのニュースでやっていた。ウクライナのバイオリニストはロシアのことは許せない、と言っていたし、ロシア人ピアニストもヨーロッパでもロシア人というだけで一緒にやりたくないとたくさん言われてきたとおっしゃっていました。攻め込まれて国土が戦場になっているウクライナの苦しみは、日本にいるとなかなか理解できないことではあると思ってはいますが。ロシア人アスリートのオリンピックへの参加とか、難しい問題はありますね。ええ、いやほんとに難しいのかどうかはわかりませんが。
 トルコの地震被害もすさまじいですね。国の外交も信用とか信頼とか義理人情ということがやっぱり大事だと思っています。というか最後はそこしかないですよね。わが国もすぐに救援の物資も人も送ったという報道があってよかったと思っていますが、まだまだ足りないのが実情だと思います。日本の国は物価高やら格差社会になって苦しんでいる日本人もたくさんいるので、なかなか経済的に貧しい国に援助をする余裕はあるのかないのかわかりませんが、今、突然の地震で家や道路や農地がつぶれて泣いている人がいるトルコに支援はしてほしい。日本も援助を受けているし、一番しんどい時にかけてもらった言葉や見せてくれた笑顔は忘れられないものだから。それは寒い時の温かい飲み物と同等かそれ以上のものだから。あとからそれも打算だったんだ、とわかっても、すべてが打算だけではなかったはず、と思うものだからです。それこそが憲法9条をかかげる国の安全保障でしょう。「地震で苦しんでいるトルコに支援をしたいから、あーたのところから買う予定だった戦闘機数機分は申し訳ないけどキャンセルしたい。そのうち日本経済が元気になったら埋め合わせはさせてもらう。」と合衆国に言ってもらいたい。合衆国になにか言われたら「バイデンからこんなんいわれました。」とTwitterにつぶやいたらどうでしょう。まあ、そういうどこかのの前の大統領みたいなことはしないほうがいいけど(笑)。
 助け合うんですよ。苦しい時にはお互いに助け合って生きていく、ひいてはそれが憲法9条の解釈でしょう。そうあるべきでしょう。苦しいものどうしは助け合えるんですよ。貧しいものどうしはまだ助け合えるんですよ。あーた、調子のいい時もあれば、苦しい時、貧しい時もかならず巡ってくるんですよ。それはわかりきったことですから(笑)。ええ、落語ばかり聞いていると、そういうことを学びます(笑)。禍福はあざなえる縄のごとし。人間万事塞翁が馬。人生山あり谷あり。沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり。一寸先は闇。・・・。うん、あーた、あんまり日本語をしりませんね?(笑)

15日(水)
 今日が寒さの底ということらしい。今日も寒い模様。
 
「助け合う?あーたね、そんなことはわかってる。もちろんそんなことはみんなわかってる。でもね、世の中、結局、カネですよ。カネ(笑)。」小三治さんの落語のマクラだったかな?に出てきたセリフで笑いをとっていました。もちろん私にだってそんなことはわかってる。うーむ、まあなんだろうねぇ。もうこの歳だし、毎日そこそこ気持ちよく暮らしたいだけなんですけどね(笑)。カネは必要ですが(笑)。