現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

キース・リチャーズの80歳と『野球短歌』と『峠 最後のサムライ』

 午前中は雪が降ったりやんだり。午後は曇り。
 朝のうちは精米など。あと田植機を整備に出したり。青大豆の世話など。

 キース・リチャーズが80歳なのだという。今日が誕生日なんだと。いやー。すごいねぇ。70年代の頃、ドラッグの治療で全身の血液を二度入れ替えたらしい、という噂があったころには、80歳のキースを誰が想像しただろう。
 キースがボーカルをとる曲はいくつもあるし、「HAAPPY」もいいけれど、僕はなんといってもこの曲が好き。「I wanna walk before they make me run」。2003年のキースだから20年前。60歳のキースリチャーズ。ええかげんなギター弾いてて笑える。ロンがちゃんと弾いてるからいいんだよね、たぶん。チャーリーが苦笑いしてるし。でもオープンGチューニングでギターが弾きたくなる。これもオープンGチューニング?そうでもない?ああ。


  “アレ”の前年を描いた話題の歌集!という池松舞『野球短歌』(ナナロク社)を読了。今年は岡田監督のもと日本一になったタイガースですが、去年はそれほど勝てませんでしたね。矢野監督が最初に引退宣言して、とにかく前半は打てずに負けることが多かったです。ええ、カープも前半はカモにしてました(笑)。で「いつまでたっても阪神が勝たないから、短歌を作ることにしました。」と突然、短歌を詠みはじめるんですが、ええ、確かにおもしろいです。タイガースファンならもちろんカープファンの私もおもしろく読めました。ときどきカープも登場しますしね。


 夕方、小泉堯史監督『峠 最後のサムライ』(2022)を観る。えーっと原作は司馬遼太郎『峠』ですね。ええ、大ベストセラーだということは知っていますが、未読です。主演は役所広司だし豪華俳優陣の時代劇です。でもどうなのかなぁ。ビールを飲みながら観たので疲れと冷えた身体がぬくまったせいか、途中二度ほどうとうとしてしまう。映画のリズムはいいし、ロケ地も屋敷の立派さも申し分ないが、どこか盛り上がりに欠けるような気もする。いや、老夫婦になりつつある私ですから、おもしろくて楽しめたのですけどね。
 最後に古今集の歌が出てきます。あえて現代語訳はつけませんが(笑)。