現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

梅雨明けと草刈りと晩酌と『光る君へ』


21日(日) 梅雨明け
 早起きしたが、部屋の掃除と整理。
 朝のうちは村の総出の草刈り。1時間半ほど。
 続いて草刈りに出ようと思っていたが、あまりの暑さにひるんでしまって、新しいエアコンで涼んでしまったり、囲碁番組を観ながら少し昼寝をしてしまったり。まあ、日曜だし。近畿地方も梅雨明けとのこと。まあ、梅雨明けです。
 15時半から田んぼに草刈りに出たが、まだまだ暑く、1時間ほど草刈りをしたら、大汗をかき、気分が悪くなる。たぶん、いろいろあれこれ疲労困憊しているからだろう。20分ほど休憩し、18時まで草刈り。まだまだ明るい。作業所で先日勝ったスチールラックを二つ組み立てる。これまで新しい作業所に棚が一つもなく、モノは床に置くしかなかったので、これで少し整理が整頓がすすめられると思う。でもさらに作業机と棚を自作する予定です。この冬にでも。って、まあ、ゆっくりやります。

 帰りにコンビニでビールを買い、帰ってすぐシャワーを浴び、晩酌をはじめたら、大河ドラマ『光る君へ』が始る。なかなか続けて毎週観るなどということは出来ないのだが、今はネットで見逃しサービスがあるので、大いに助かって、熱心に観ることとなっている。

 ふっと覚えたくなったセリフ。「まひろ」の夫、佐々木蔵之介が演じる藤原宣孝(ふじわらののぶたか)が藤原道長の前へ挨拶に来た最後のところのセリフ。

  「よろしくお引き立てのほどを願はしゅう存じまする」

 こういうことを笑顔で、張りのある声で、滑らかな口調で言える男というのも大人だなぁ、と思ってしまいました。現在の営業担当のサラリーマンならもっと違う言葉で上手にご機嫌をとるのでしょうけれど。ご機嫌取り、ご機嫌を取る、というのもまあいささか下品なことのように思われがちだが、考えてみれば、人間関係においては「ご機嫌を取る」というのはとても大事なことではありますな。仕事や営業上のことだけでなく、友人や夫婦や家族関係においても。だいたい赤ちゃんをみればご機嫌をとりたくなりますよね(笑)。「ご機嫌麗しゅう」って、まあ、いまでは「ご機嫌よう」ということでしょうけれど、「ご機嫌よう」という言葉も今ではほとんど使われなくなりましたね。今は、なんて言うんだ?

 もう一つ。

 中宮の定子(高畑充希)が一条天皇(塩野瑛久)にハグされた時のセリフ。

  「人の思ひと行ひは裏腹にございます。彰子様とて見えてをるものだけがすべてではございません。」

 もちろん脚本家の言葉なのですが、なかなかね、こういうのって思っていても口に出来ない言葉でもあるような気がします。ま、天皇からハグされている時ならではかもしれません(笑)。

22日(月) 二十四節気の「大暑
 早起きして田んぼに出る。